Apple Watchでも試せる「マインドフルネス」って何だ?

■「呼吸」アプリを使ってみる

「マインドフルネス」「瞑想(メディテーション)」など、いろいろな呼び方はありますが、その基本は呼吸法にあります。ゆっくり深呼吸して、頭の中を空っぽにすることで、張り詰めた状態を和らげていきます。

「watchOS 3」からApple Watchに搭載された「呼吸(Breathe)」は、これをサポートするアプリです。

 

同アプリを起動すると、ウォッチ画面に「開始」の文字が表示されます。この状態でデジタルクラウンをくるっと回すと、セッションの時間を調整可能。最大5分(35回)から最短1分(7回)までを選択できます。

「開始」をタップすると「静かに、自分の呼吸に、集中しましょう。」との文字が表示されます。しばらくすると画面上の緑の模様が、膨んで、縮んでを繰り返します。最初には「息を吸って…」「息を吐いて。」の文字も表示されるので、模様の動きに合わせて深呼吸をしていきましょう。

深呼吸時には、目を閉じていてもOK。ウォッチに内蔵されたTaptic Engineが「トットトトト……」と優しく振動することで、息を吸うタイミングを教えてくれます。

1分間の呼吸が終了すると、「概要」画面が表示され、その日に「呼吸(Breathe)」を利用した累計時間と、心拍数が分かります。充分にリラックスできなかった場合には、「もう一度深呼吸」をタップすれば、もう一度実行される仕組みです。

忙しい人でも、サクッと1分間深呼吸することで、頭と心をリフレッシュできるのが良いですね。終了までの時間がキッチリ決まっているのも、ありがたいところ。

ちなみに、iPhoneの「Watch」アプリで、「呼吸」アプリを選択すると、リマインダーの通知頻度や、呼吸の頻度(4~10呼吸/分)などをカスタマイズできます。

 

■iPhoneでは記録が確認できる

iPhoneで「ヘルスケア」アプリを起動すると、大きな4つの項目として「アクティビティ」「栄養」「睡眠」、そして先述の「マインドフルネス」が表示されます。

「マインドフルネス」をタップすると、下部には「マインドフル時間(分)、3分」のように、その日の「呼吸」アプリの累計実行時間が表示されます。ここをタップすると、グラフ表示でログを確認することも可能です。

ちなみに、同画面には「心を静めて、力を抜いて、集中してください」の文字も。さらに画面中央のサムネイルをタップすると、マインドフルネスの概要を説明した動画が再生されます。

ただし、こちらは「呼吸」アプリのようなセッションを行えるわけではないのでご留意を。

 

【次ページ】iPhoneで利用できる瞑想系アプリが出ている

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