英語は諦めた!そんな人でも会話ができる翻訳デバイスを試してみた

■ポケットにらくらく入るサイズ感が◎

ポケトークは、手のひらに収まる小型の翻訳機です。サイズは、高さ110×幅60×厚さ16㎜で、重さは約90gとコンパクト。カラバリはホワイトとブラックの2色です。

▲iPhone8よりも小さくてコンパクト。これなら荷物にならない

63言語(2018年1月23日時点)に対応するので、ビジネスや観光で訪れる場所はほぼカバーされているのではないでしょうか。

使用できる時間は、連続使用の場合は約6時間で待機状態なら約5日間。充電には付属のmicroUSBを使用します。モバイルバッテリーでの充電もできるので安心です。

利用にはインターネットに接続する必要があるため、海外で使うときはWi-Fiに接続したり、モバイルルーターを持っていくのがよいでしょう。現地のSIMを使えば、スマホでテザリングしてもいいですね。

▲背面には専用SIMポートがある

Wi-Fiを探したり、ルーターを持ち歩くのがいやな人は、2年間使えるポケトーク専用のグローバルSIMとのセットがおすすめ。Wi-Fi用と比べると5000円高くなりますが、本体背面にSIMをセットすれば、Wi-Fi環境がなくても使えるので便利です。月額利用料は一切かからず、2年間使い放題となっています。

現地でSIMカードを用意する手間がなく、日本であらかじめグローバルSIMを準備できるのもうれしいポイントです。

 

■Wi-Fi接続時は画面の小ささが仇に

今回はWi-Fiモデルを使用したので、まずは上(△)をダブルタップして設定を開き、Wi-Fiに接続。次に翻訳したい言語を左右のボタンから(英⇔日)を選びました。

▲電源を入れて、上(△)をダブルタップするとメニューが開く。下(▽)をダブルタップすると、履歴が確認できる。相手や自分が話した言葉と、翻訳された言葉は、画面に文章で表示される

使っていて少しもどかしかったのが、本体がコンパクトゆえに画面も小さく、Wi-Fiのパスワードなどが入力しづらい点。Wi-Fiへの接続自体は、すんなりできました。

 

■翻訳スピードと精度は期待以上

今回は、4つのシチュエーション英会話を実践。翻訳の反応の速さや、通訳のスピード、使い勝手などをご覧ください。

シチュエーション①:外国人が日本人に声を掛ける

男性:Can you please help me?

ポケトーク(以下ポケ):手伝ってくれませんか?

男性:I’m trying to find the closest station.

ポケ:もっとも近い駅を見つけようとする

翻訳が少し不自然な感じはしますが、言いたいことはわかります。音量の調整もできるので、人込みのなかでも聞き取りやすいでしょう。

 

シチュエーション②:日本で駅を探す

筆者:どこの駅に行きたいですか?

ポケ:Which station do you wanna go to?

男性:I want to go to SHINJUKU station.

ポケ:私は新宿駅に行きたい。

筆者:新宿駅はあっちにあります。

ポケ:There is SINJUKU station on the same way.

無事、会話が成立しました。

【次ページ】さまざまなシチュエーションで使える

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