英語は諦めた!そんな人でも会話ができる翻訳デバイスを試してみた

■ポケトークに向いている人とGoogle翻訳に向いている人

翻訳サービスで有名な「Google翻訳」には、お互いに話した言語を音声と文章で翻訳する「会話モード」があります。これはポケトークに近い機能ですよね。そこで気になるのが、無料のGoogle翻訳があるにもかかわらず、お金を出してまでポケトークを買う価値はあるのか、という点です。

ポケトークはSIM付きであればネット環境がない場所でも使えるので、「スマホを見知らぬ外国人に見せたり近づけるのがこわい!」という人は安心して使えるでしょう。また、対応する言語数は、ポケトークが63言語、Google翻訳が32言語と倍近い差があるため、Google翻訳がカバーしていない地域に渡航する機会が多い人には、ポケトークが役立つでしょう。

また、スマホで翻訳機能を使っているとバッテリーを消費するので、スマホと別にポケトークを持ち歩いた方が便利です。ポケトークは連続使用した場合でも6時間使えるので、1日使っても充電が切れる心配はなさそうです。

一方、オフラインのときにも翻訳したい人にはGoogle翻訳がおすすめです。事前に翻訳データをダウンロードしておけば、オフライン状態でも翻訳機能が使えます。ただし、オフライン機能は会話モードでは使えないので要注意。

▲「会話モード」画面

また、会話モードでは、マイクのアイコンを1度タップするだけで2言語間の翻訳をするので、いちいち言語を切り替える必要がなく会話がスムーズにできるのもメリットです。音声と同時に文字の翻訳もしっかり見たい人には、スマホの大画面で翻訳が見られるので有利ですね。

*  *  *

今回、ポケトークでの英会話に協力してくれた男性は、実は日本語がペラペラなんです。ポケトークを使った感想を聞いてみると、「翻訳精度は完璧じゃないけど、しっかり伝わる。英語学習にも使えそうだよ!」と、好評価でした。

お店で買い物のやりとりを店員さんとするときはもちろん、レストランに入って料理について詳しく聞いたり、道順を聞いたり、旅先で出会った人と楽しく会話をしたりなど、さまざまなシーンで使えそうです。

価格は、本体のみが2万4800円、専用グローバルSIM(2年)付きなら、2万9800円。専用グローバルSIMのみでは、1万円です。ほかのMVNOのSIMよりもお得な価格なのもいいですね。なお、専用グローバルSIMはポケトーク専用のため、ほかの端末では使用できません。

購入するか迷っているという人は、グローバルWi-Fiでレンタルができるので、海外に行く機会があれば一度使い心地を試してみてはいかがでしょうか。

>> POCKETALK

 

 


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(取材・文/中川美紗

なかがわみさ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。「旅」と「アート」が大好き。情報が目まぐるしくアップデートされるスマホやウェブサービスに立ち向かいながら、webメディアを中心に記事を執筆中。

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