Google「Pixel 3/3 XL」って楽しいぜ! 数日間使ってみた印象を早速レポート

■この曲なんだっけ? で悩む時間がなくなる

居酒屋とかで食事してると、「あっ、コレ聴いたことある」っていう懐かしい曲に出会いますよね。でも、「これ誰の曲だっけ?/なんて曲だっけ?」って悩むことも同じくらいあるはず。Pixelだと、ロック画面に曲名を自動で表示してくれるので、パッとスマホの画面見るだけで解決しちゃう。

▲深夜の居酒屋で夕飯を食べていたら、ロック画面に曲名が表示された

流れていた曲が止まっちゃって、画面表示が消えてしまった場合も大丈夫。設定画面にある「この曲なに?」画面をひらけば、そこに認識した曲の履歴が確認できます。昨日のショッピング中に流れていた曲名はなんだろうか、なんて振り返ることも可能です。

▲「音」の設定から、「この曲なに?」>「「この曲なに?」の履歴」をタップ。履歴が表示されるので、それをタップすると、検索や共有が行える

音楽に関連していうと、同梱されているイヤホンも面白い。イヤーピースのケーブル部分がくるっとはみ出ていて、ここを耳に合わせてハメてねって構造になってるんです。Pixel本体にイヤホンジャックはなくて、USB Type-Cに直接接続するスタイル。

▲同梱のイヤホン、ケーブル部にボタンも付いている

 

■シングルカメラだけど、その実力は?

そして、Googleが「デュアルカメラにする必要ない、AIあるから」って断言した背面カメラ。使ってみたら、やはり、かなり綺麗に撮れました。

▲背面カメラは1220万画素、 f/1.8

プレビューが表示されている段階では、加工前の現実が写っているんだけど、処理が施されると一気に綺麗な作品に仕上がるイメージ。インスタントカメラで、ファインダー越しに見た景色と、撮れた写真が異なることにワクワクしちゃうアレに似てるのかな。撮ってるうちに楽しくなってきます。

さて、Pixel 3 XLで実際に撮影した写真がこちら(↓)。

▲秋刀魚の表面のパリパリ加減を含めて、美味しそうに撮れた

▲光量が少ない場所でも芝が青々と写っている(※夜景モードではなく、通常撮影)。目で見てもこんな青くないけど、写真にするとこのくらいで綺麗に感じるものだ

加工具合は結構強烈に感じます。特に緑の出かたが濃い印象を受けました。ナチュラルな写りを期待する人には合わないかもしれませんが、撮影後のレタッチが面倒だから、スマホに勝手にやって欲しいなんて人には相性抜群。これは散歩とInstagramが捗ります。

▲夜に遭遇したにゃんこをポートレートで撮影。動きのある被写体だったが、多少ズームしてもきちんとディティールのつぶれが最小限に抑えられている。背景が自然にボケているのもわかる

ポートレートが有効になった写真は撮影後に背景のボケ具合を調整可能。最近のハイエンドモデルでは、もはや基本機能ともいえますが、Pixelももちろん抜かりない。

▲編集画面から「奥行き」を調整できる

ちなみに、「モーション」をオンにして撮った写真は、後からタイミングを変更できますよ(モーションフォトは、撮影画面の上部にあるスイッチで「ON・OFF・自動」を切り替えられます)。

▲写真を表示した状態で「i」をタップ。「この写真の候補」欄の「すべて表示」をタップして、スライダ でシーンを選択しよう

なお、AIが写りの良いシーンを抜粋してくれる「トップショット」機能があるので、人の顔が写っている写真だったりすると、笑顔で目を瞑っていないタイミングをオススメしてくれたりするらしいです。

▲インカメラを広角にするには、スライダを左へ調節

一方、インカメラはより広角な撮影に対応しました。画面下部のスライダを調整すると、画角が変わります。背景を含めたセルフィーや、複数人での記念撮影もバッチリ対応可能ですね。

数日間使った印象では、シングルカメラでも、全然文句ないです。というか、めちゃめちゃ綺麗に撮れました。今度は、時間を見つけて青空とか、夕陽とかも撮ってみたいなぁ。

*  *  *

今回、専用ワイヤレスチャージャーの「Pixel Stand」も使用してみましたが、まだ検証が足りないので、面白い発見があるまでもうしばらく使い込んでみる予定です。他にもまだ紹介できていない機能が結構あるので、そちらも合わせて、改めてご紹介したいと思います。

ちなみに、Pixel 3/3 XLのスペックや技術的な話はすでにネット上に溢れているたくさんと思うので、本記事ではそういった部分を極力省きました。&GPでも発表時の速報で取り上げているので、詳細な情報はそちらの記事や公式サイトでチェックしてみてくださいね。

>> Google「Pixel 3 / 3 XL」

 


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(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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