ハイボールにぴったり!燻製おつまみは餃子と手羽先が最高だって【宅飲み家電 #08】

■一番人気は手羽先。ロースト機能が超優秀

最後に、当家一番人気だった手羽先。こちらはいきなりスモークという訳にはいかず、燻す前に一度焼かなくてはなりません。「ちょっと面倒」と思ったんですが、じつはこの「けむらん亭」、その工程すらスイッチ一つでこなせるロースター機能があるのです。

塩を振った手羽先を焼き網に並べたら、あとは「とり肉」スイッチからの「スタート」で調理開始。食材の量に応じて自動で焼き時間を調整し、おいしく焼き上げてくれるという仕組みです。ふつうオーブンやグリルで肉や魚を焼くときって、時々焼き色見ながら火加減調節しますよね? その手間がないというだけでもう、単純にロースターとして素晴らしすぎます。

▲自動的に時間を調整して焼き上げてくれます

手羽先が焼き上がったら一旦取り出し、一口食べたい気持ちをグッとこらえて肉が落ち着くのを待ちます。この間に受け皿などを外してキレイに洗ってスモークの準備。

ウッドチップはちょっと多めに敷いて、20分スモークして出来上がり! こちらもホイルを外した瞬間の香りからしてすでにヤバい(こればっかりですが)。せっかくなので夕食の食卓に並べてみたところ、家族全員無言で手羽の先までしゃぶり尽くす始末。100g55円の特売品がごちそう感ある一品に変身! 遠赤外線でしっかり焼いてあるので骨離れもよく、食べやすい点も好評でした。

▲手羽先完成!香りにテンション上がります

今回は単純に塩こしょうで調味しましたが、塩麹で漬け込んだり、酸味のあるスパイスなど効かせてみるのも良さそう。一度に作れる量がせいぜい4本程度なのと、ローストしてからスモークの前に受け皿などを掃除しなくてはならないのが面倒といえば面倒ですが、これは時間があるときにまとめて焼いておいて、食べる直前にスモークすることで解決できそうです。

*  *  *

「適当な食材にちょっとスモークかけて、酒の肴に」という使い方はもちろんですが、単純にロースターとしても優秀なので、干魚や漬魚、切り身などを焼くのにも重宝。煙も匂いも気にならず、おいしい焼き魚が手軽に楽しめるのはかなり幸せ。例えば鮭の切り身やアジの干物なんかはちょっと多めに焼いて、残した分はスモークかけておいて、翌日お茶漬けにしてもおいしかったです。

ちょっとかさばるので日常使いを考えると設置スペースの確保が思案のしどころかもしれませんが、その悩みを差し引いてもなお推せる魅力たっぷり。宅飲み派にうれしい一台ですね。

>> パナソニック「スモーク&ロースター  けむらん亭 NF-RT1000」

>> 【宅飲み家電】

 


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取材・文/大橋 薫

大橋 薫|メーカー、外資系ITベンチャーなどの広報を経て、現在はフリーランスのライター兼編集者としてゆるっと活動中。地元静岡をこよなく愛する一児の母。趣味はサッカー観戦。

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