クルマのオーディオをBluetooth対応にしたら想像以上にドライブが快適になりました

■ディスプレイのカラーを設定する

さて購入時に一番、ためらったのがディスプレイのカラーが派手なこと。色の設定をしないとホントにバリアブル。イルミネーションで、ずっと色が変わっていくので落ち着かず、クルマのテイストにも歌の雰囲気にも合わないので設定することにしました。

イルミネーションも、もうちょっと似合うクルマで、ヒップホップ系の賑やかな音楽を聴くなら楽しいかもしれません。

▲すべてのカラーではありません

設定できるカラーは、レッド1〜3、パープル1〜4、ブルー1〜3、スカイブルー1〜2、ライトブルー、アクア1〜2、グリーン1〜3、イエローグリーン1〜2、イエロー、オレンジ1〜2、オレンジレッド。このほかイニシャルカラー、バリアブルスキャンの全26パターンと、カスタムカラーR/G/B。変えられる範囲は、全体か、液晶モニター部のみ、操作部のみの3パターンです。

結局カスタムカラーR/G/Bで白に設定しようとしたのですが、なんとR/G/Bがそれぞれ9までしかなく(通常、R/G/Bは各255)、白(R255/G255/B255)の設定が分からず、それっぽい色に設定。若干、紫がかっていますが、白っぽく見えます。

■肝心なオーディオ性能は?

スペック的には申し分なく、ちゃんとセッティングすれば、かなりいいパフォーマンスが出ると思うのですが、スピーカーは内蔵スピーカーだし、音質のセッティングはせず。デジタルタイムアライメント「CAR STYLE」だけ、「COMPACT CAR」に設定しました。

とはいえ、ちゃんと前後のスピーカーから音が出ますし、これまでシートに直置きしていたBluetoothスピーカーよりも音の広がりが豊かで、必要にして十分な音を実感できます。

内蔵スペックは以下の通り。

・24bit DAC搭載
・FLACフォーマット対応
・50W×4アンプ内蔵」
・13バンド8パターンイコライザー搭載
・スピーカーサイズ設定
・サウンド・リアライザー機能(デジタル音を自然な音に近づける)
・デジタルタイムアライメント(各スピーカーの距離とレベルを設定して、音楽を聴く座席に合わせて音場設定)
・クロスオーバー調整(スピーカー特性を細かく設定)
・スペース・エンハンス機能(残響成分を取り出し、左右の音の広がり感を補正)
・ドライブイコライザー機能(ロードノイズの影響を軽減)…etc.

そのほかフロントには、1.5A(アンペア)出力対応のUSB端子とAUX端子を装備。普通のクルマに乗っている人には当たり前かもしれませんが、オーディオひとつでこんなに変わるのかと思ったほど。

とはいえ、本体でのAlexaは稼働しないし、肝心のラジオは電波がネックで入りにくいし、CDも聴かない。ということで、単なるBluetoothオーディオになってしまいましたが、それでも面倒なセッティングなしに音楽が聴けるということがこんなにありがたいなんて! 

Spotifyモードを選べばSpotifyが、app&iPodモードを選べばApple musicがすぐに立ち上がって、BTモードを選べばradikoも聴けます。今のクルマならあり得ないことに喜びを感じられるのも、古いクルマの良さかもしれません。

>>KENWOOD「U381BT」

<写真・文/澤村尚徳(&GP)>

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