スーパーでは「陳列が空っぽ」なところも出始めるほど、高騰と品薄が続くお米。「5kg4000円オーバー」という現状の値付けを前に、もはやお米が高級品になりつつあるように思う人は筆者だけではないでしょう。
しかし、いくら「高い」と言ってもやはりお米は日本人の主食。しっかり食べてパワーをつけたいものですが、この高値傾向が続く今だからこそ、より丁寧に美味しく炊き上げていただくべきだとも思います。
そこで「普通の炊飯器も良いけど、昔ながらのかまど炊きができる良い釜がないものか」と、アレコレ調べてみました。そこで「これが一番良さげ」というものを見つけました。日本有数のお米の名産地・新潟に本社があるメーカー、ウルシヤマ金属工業による「釜炊き三昧・極」(3合炊き)という商品です。
家庭のガスコンロで、昔ながらのかまど炊きのおいしさを再現できる一品とのこと。
さっそく筆者もこの「釜炊き三昧・極」を取り寄せ、そのポテンシャルがどれくらいのものなのかを試してみることにしました。
▲かまど炊きを再現するという「釜焚き三昧・極」(3合炊き)(7221円)
■ごくごくシンプルな3点セットだが、細部に細やかな配慮が
オーダーから数日で届いた「釜炊き三昧・極」。中を開けると、ごくごくシンプルな3点セットが入っています。アルミニウム製で軽くて使いやすい「特製釜」は、1点ごとに鋳型(いがた)に流し込み、職人が作り上げた手作り品です。使いやすいように、釜の内側に「1合・2合・3合」それぞれの水位線が刻まれています。
一方、「特製釜」の上に乗せる「圧力蓋」はステンレス製。程よい圧力を加えるためか、やや重めです。
そして、ガスコンロに置く「かまど」。炊飯中に水が吹きこぼれた際のために「吹きこぼれ受け」まであります。
シンプルな3点ですが、細部にかなりの配慮を感じてテンションが上がりました。
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