■思い思いにジムニーを楽しむオーナーたち
ここからは現行型を中心に、会場で目立っていたジムニーたちを紹介します。
▼コンセプトは雑貨屋さん。ファンシーなジムニーを楽しむ女性オーナー
AZUKIさんが乗るシフォンアイボリーメタリックのJB64はファンシーな仕様に。足まわりやホイールはノーマルですが、グリル、ミラーカバー、ドアノブなどをウッド調に。温かみのある雰囲気がJB64の力が抜けたデザインにマッチしています。
▲アイボリーと木目でソフトな雰囲気に仕上がっている
▲バックドアのタグも個性的
「子育ても無事に終わったから、これからは好きなクルマを楽しもうと思って。実は免許を取った時に発売されたパジェロミニから、こういう形のクルマに憧れていたんです。街中でジムニーを見るたびに私もほしいなと思っていました。去年の秋にやっと納車されたんです」
圧巻なのはインテリア。シートカバーやメーター回り、シフトレバー部分は木目のイメージと共通するブラウンで揃え、フェイクの観葉植物や手作りのぬいぐるみなどでデコレーション。雑貨屋さんのようなイメージに仕上げたそうです。
▲好きなものをたくさん並べたインテリアは圧巻!
▲サイドのドアやバックドアはステッカーでカスタム
「ジムニーって同じクルマなのにオーナーによって全然違う雰囲気で乗れるからおもしろいですね。好きな空間に仕上げた自分のクルマに乗っていると落ち着くし、人のクルマを見ていると楽しい気分になります」
▼パッと見はノーマル。でもよく見るとどこか違う
このブルーイッシュブラックパールのジムニーを後ろから見た時、ホイールは変わっているけれどノーマルで楽しんでいるのかなと思いました。でもよくよく見ると、何かが違う。オーナーのうえぽんさんに話を聞くと、「ノーマルのようでノーマルではない。そんなさりげないカスタムを目指した」とのことでした。
▲フロントは吊り目にして力強さを強調。バンパーはよく見るとノーマルとはデザインが異なるのがわかる
▲リアスタイルはLEDのテールランプが組み込まれたバンパーをチョイス。SUZUKIのロゴもブラックにしてある
インチアップも1インチに抑えてノーマルらしさを残し、パイプバンパーではなく樹脂バンパーをチョイスして「よく見ると違う!」感を演出しています。
▲運転席にはレカロシートを装着
「正直、ジムニーは不便なクルマ。でもジムニーでしか味わえない楽しさがあるから抜けられないんですよね。イベントで人のクルマを見るともっといじりたくなる。今は一通り完成していますが、早くも2周目のカスタムを考えています。まずは車高を2インチ上げるところから始めたいですね」
▼老舗ならではのこだわりを感じるコンプリートカー
えむ&えむさんはもともとスポーツカーが好きで、S660を楽しんでいたと言います。ただ、ドライブを楽しむ中で車高が低いオープンモデルだと走れない道が意外と多いことをストレスに感じるようになったそう。
▲昨年8月に納車されたジムニーは、老舗ジムニーショップであるショウワガレージのコンプリートカー。パイプバンパーの端を丸くするなど手の込んだカスタムに惚れたという
▲車高は2インチ挙げていて、タイヤは225/75R16を履いている
「そんなことを考えた時にたまたま同僚がジムニーに乗るようになって。その時に『そういえばジムニー』という選択肢もあるなと思ったんです。実際に乗ってみたら、めちゃめちゃ楽しくて驚きました。本当にどこでも入っていけるし、意外とキビキビ走ることができるんですよ。私はキャンプが趣味なのですが、ジムニーに乗ってからキャンプ自体も楽しくなりました」
▲ビンテージ感あるシートカバーで車内は大人っぽい雰囲気に
しばらく今の状態を楽しんだ後は、ラッピングで雰囲気をガラッと変えるつもりだといいます。色はまだ決めていませんが、マットカラーにしようと考えているそうです。
▲CPUとオイルクーラーを換えてハイオク仕様にしている。このチューニングで走りが元気になった
「私は小さいのに尖ったクルマが好きなのですが、日本の軽自動車は本当にすごい。小さなボディに驚くほどの性能が詰め込まれているのですから。S660も手元にあるので、性格がまったく違う2台のクルマを今後とも楽しんでいこうと思います」
▼ボディと同色に塗ったグリルがオシャレなノマド
ジムニーノマドだけに設定されているシズリングレッドメタリック ブラック2トーンルーフ。オーナーの中島さんは、カタログを見て「一発でノマドだとわかるこの色しかない!」と思ったそうです。
▲車高は1インチアップしているが、ボディが大きくなっている分注意してみないと気付かない。このさりげないカスタムがいい!
▲中島さんのこだわりがフロントグリル。純正のグリルを純正色であるシズリングレッドメタリックで塗装し、ボディに違和感なく馴染ませている
「以前はJB23やJB64にも乗っていたのですが、完全に趣味のクルマでした。でも5ドアになったことで家族が乗ってくれるようになり、今までとは違う形で楽しんでいます。先日もノマドで家族で伊豆旅行を楽しんできました」
▲ホイールはRAYSをチョイス。「本当はスペアタイヤもこのホイールにしたかったのですが廃盤になってしまい4本しか手に入らず、背面は純正のカバーにデカールを貼っています」
ジムニーシリーズは乗って楽しいし、カスタムも楽しい。ジムニーに乗っている時間は自分らしくいられる瞬間だと言います。ノマドになったことで楽しみを家族と共有できるはずです。
▼古いからこそ今のクルマにはない楽しさがある!
マットカラーのJA11のオーナーはてつ子さん。昨年10月に“諸事情”でJB64から乗り換えたと言います。購入時の走行距離は13万3000km。そして半年で14万km近くまで走行距離が増えました。
▲スポーツカー好きのてつ子さんがジムニーに乗った感想は「遅い……」。でもどこでも自由に走れる感覚がとても楽しいと感じている
▲オフロードにも行くのでタイヤはジオランダーのM/Tをチョイス
「私は『頭文字D』をきっかけにクルマが好きになったのですが、親から『スポーツカーは危ないからダメ!』って反対されちゃって…。SNSでたまたまジムニーを見て、軽自動車っぽくなくてかわいいと思って選んじゃいました」
▲定番のパイプバンパーは購入後に装着
JA11は「とにかく安く手に入るジムニー」を探していてたどり着いたもの。うるさいし、夏は熱いし、壊れるし、大変だよと言われたけれど、とにかくジムニーに乗りたかったので迷わず購入を決意。
▲JB64がATだったので、MTというだけで楽しいそう
「言われていたことは全部当てはまりますが(笑)、電子制御がない分“自分でクルマを動かしている感覚”がものすごくあって、楽しいです。古いクルマだけれどこれを選んでよかったって思っています」
* * *
今なお人気のジムニー。思い思いに楽しむオーナーさんたちの話を聞いていると、待ってでも欲しくなるクルマだということが伝わってきます。まだまだ納期は長いですが、気になる人はぜひ一度ディーラーに足を運んでみてはいかがでしょうか。
>> スズキ「ジムニー」
<取材・文/高橋 満(ブリッジマン)>

高橋 満|求人誌、中古車雑誌の編集部を経て、1999年からフリーの編集者/ライターとして活動。自動車、音楽、アウトドアなどジャンルを問わず執筆。人物インタビューも得意としている。コンテンツ制作会社「ブリッジマン」の代表として、さまざまな企業のPRも担当。
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