ライカ3眼カメラ搭載「Xiaomi 17T」シリーズと上位モデル「17 Ultra」を撮り比べ

6月4日、シャオミ・ジャパンから最新スマートフォン「Xiaomi 17T」シリーズが発売されました。標準モデルの「Xiaomi 17T」と、上位モデルの「Xiaomi 17T Pro」の2機種で、どちらもライカとの共同開発によるトリプルカメラが搭載されています。

Xiaomi 17Tはハイエンドに近いミッドレンジで価格は8万9980円〜。Xiaomi 17T Proはハイエンドで11万9800円〜。仕様のわりには値頃感がある価格になっています。どちらを選ぶべきか? 迷う人も少なくないでしょう。

ちなみに、3月に発売された最上位モデル「Xiaomi 17 Ultra」もライカ印のトリプルカメラを搭載。ただし、価格は19万9800円と、Xiaomi 17Tシリーズよりもかなり高く設定されています。

▲左からXiaomi 17T、Xiaomi 17T Pro、Xiaomi 17 Ultra

これら3モデルのカメラ性能にはどれほどの差があるのか? 使い勝手に違いはあるのか? シャオミ・ジャパンから製品をお借りして、じっくり比べてみました。

 

■基本スペックでは17 Ultraがリードしているが…

まず、主な仕様を比べておきましょう。

CPUの性能は17T Proと17 Ultraがほぼ互角で、17Tが若干劣ります。RAM(メモリ)は17 Ultraが最も多く、3モデルの中で最も高いパフォーマンスを期待できそうです。しかし、筆者が1週間ほど使い比べた範囲では、使用感に大きな差は感じませんでした。

ディスプレイは17 Ultraが最も大きく、17T Proもほぼ同等。約6.6インチ画面の17Tは3モデルの中では最もコンパクトで軽く、扱いやすいサイズと評価することもできます。

▲左からXiaomi 17T、Xiaomi 17T Pro、Xiaomi 17 Ultra

カメラのスペックは、やはり17 Ultraが高く、可変式光学ズームの望遠カメラを搭載し、超広角カメラにも高画素センサーを採用しています。

細かい機能に目を向けると、17 Ultraよりも、むしろ最新の17T Proの優位性があります。おサイフケータイに対応し、iPhoneのAirDropに連携し、写真や動画を素早く送受信できる機能も備えています。

 

■倍率を切り替えた景色を撮影してみると…

17Tと17T Proのトリプルカメラは、超広角(1200万画素)+メイン(5000万画素)+望遠(5000万画素)という構成。両モデルの差分はメインカメラのセンサーにあります。17Tは1/1.55インチの「Light Fusion 800」というセンサーを採用し、F値は1.7。一方、17T Proは1/1.31インチの「Light Fusion 950」を採用し、F値は1.67と、より明るく撮影できます。

▲左がXiaomi 17T、右がXiaomi 17T Pro。デザインは共通

両モデルをデフォルトの設定で、倍率を変えて撮影してみました。なお、17Tと17T Proはメインと望遠(5倍)が5000万画素で、デフォルトでは4つの画素を結合させて大きな1つの画素として使う仕組み。2倍、10倍で撮影する際は、その結合が解除され、センサーの中央で捉えた画像を切り出す形で、光学ズーム相当の画質が得られます。

Xiaomiのライカカメラの特徴として、ライカが監修したフォトスタイルを切り替えて使える機能があります。「Leica オーセンティック」は自然に近い落ち着いた色合い、「Leica バイブラント」は鮮やかな映える色合いで写ります。ここでは「Leica オーセンティック」に設定して撮影しました。

▲フォトスタイルは右上のアイコンをタップして切り替えられる。左が「Leica オーセンティック」、右が「Leica バイブラント」を設定した場合のプレビュー画面

▲Xiaomi 17Tの超広角(0.6倍)で撮影

▲Xiaomi 17Tのメイン(1倍)で撮影

▲Xiaomi 17Tのメイン(2倍)で撮影。光学ズーム相当の画質で撮影できる

▲Xiaomi 17Tの望遠(5倍)で撮影

▲Xiaomi 17Tの望遠(10倍)で撮影。光学ズーム相当の画質で撮影できる

▲Xiaomi 17T Proの超広角(0.6倍)で撮影

▲Xiaomi 17T Proのメイン(1倍)で撮影

▲Xiaomi 17T Proのメイン(2倍)で撮影。光学ズーム相当の画質で撮影できる

▲Xiaomi 17T Proの望遠(5倍)で撮影

▲Xiaomi 17T Proの望遠(10倍)で撮影。光学ズーム相当の画質で撮影できる

作例を見比べていただくと一目瞭然ですが、明るい屋外での撮影においては、画質にほとんど差は認められませんでした。

最上位の17 Ultraは、超広角(5000万画素)+メイン(5000万画素)+望遠(2億画素)という構成。メインカメラには1インチの「Light Fusin 1050L」センサーを採用。F値は1.67。望遠は75mm(3.2倍)〜100mm(4.3倍)の可変光学ズーム。8.6倍も光学ズーム相当の画質で撮影できます。

▲Xiaomi 17 Ultraは、カメラの存在感をアピールするデザイン。「Photography Kit」を取り付けて、デジカメライクに撮影することも可能。すでに完売している「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」ともカメラ性能は共通

▲Xiaomi 17 Ultraの超広角(0.6倍)で撮影

▲Xiaomi 17 Ultraのメイン(1倍)で撮影

▲Xiaomi 17 Ultraのメイン(2倍)で撮影。光学ズーム相当の画質で撮影できる

▲Xiaomi 17 Ultraの望遠(3.2倍)で撮影。3.2倍〜4.3倍の範囲は光学ズームを利用できる

▲Xiaomi 17 Ultraの望遠(4.3倍)で撮影

▲Xiaomi 17 Ultraの望遠(8.6倍)で撮影。光学ズーム相当の画質で撮影できる

17Tと17T Proでは明るい部分が白っぽくなったのに対して、17 Ultraは白くならず自然に近い色で、空や海の色も見栄えよく写りました。

ちなみに、どのモデルもデジタルズームは最大120倍。デジタル補正は行われますが、画質はそれなりに粗くなります。

▲Xiaomi 17Tで、最大の120倍ズームで撮影。画質はかなり粗くなるが、ここまで写れば十分とも言える

 

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