スマホで淹れる!? IoTコーヒーマシン「The Roast」の味とは

「The Roast」は、生豆、焙煎プロファイル、焙煎機のセット販売により、自宅で手軽に本格的な焙煎が楽しめる最新ツールです。

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「スマートコーヒー焙煎機」には先進のテクノロジーが搭載。

熱風焙煎という方法によって、焙煎のプロファイルに合わせて、熱風温度や風量をきめ細やかに制御し、ムラのない焙煎を実現しています。また、サイクロン技術を応用し、雑味の原因となるチャフ(生豆表面の皮)を自動で分離。

何よりすごいのは、スマートフォンと連携して、豆の焙煎を行うところ! 生豆パックに付属しているQRコードをスマートフォンで読み込むと、豆のプロファイルが詰まった豆カードがダウンロードでき、各々の豆に合った焙煎ができます!

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①アプリを準備します

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②QRコードを読み込みます

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③プロファイリングを本体へ送信します

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④生豆を本体へ投入します

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⑤焙煎がスタート

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⑥チャフ(生豆表面の皮)を排出

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⑦焙煎完了

豆のプロファイルを監修したのは、2013年に「World Coffee Roasting Championship」で優勝、現在は豆香洞コーヒーのオーナーを務める後藤直紀氏。

1つの豆に対して、浅煎り、中煎り、深煎りなどのプロファイルがされています。1つの豆の煎り度の違いによる味の違いも楽しみつつ、豆の種類によって異なる味も楽しめますね。イベントでは、実際に後藤氏が登壇し、煎り度による味の違いと豆による味の違いを体験できました。

▲写真中央が後藤直紀氏

▲写真中央が後藤直紀氏

同じ豆でも、浅煎りと深煎りでは、風味が異なりました。浅煎りは飲みやすく、深煎りだと、よりコーヒーの力強い味わいが引き出されていました。

▲写真左上から時計回りに、ブラジル浅煎り、エチオピア浅煎り、エチオピア深煎り、ブラジル深煎り

▲写真左上から時計回りに、ブラジル浅煎り、エチオピア浅煎り、エチオピア深煎り、ブラジル深煎り

▲他にも焙煎してから時間が経った劣化豆と、焙煎したての新鮮豆の香りの違いも体験。劣化豆はほぼ香りがなのに対し、新鮮豆はコーヒーの香ばしい香りがしました。

▲他にも焙煎してから時間が経った劣化豆と、焙煎したての新鮮豆の香りの違いも体験。劣化豆はほぼ香りがなのに対し、新鮮豆はコーヒーの香ばしい香りがしました。

焙煎機単体での発売ではなく、生豆とプロファイリングのセット販売のわけは、家庭で美味しく飲んでもらうため。

プロファイリングされている生豆は全36種類。季節ごとの4つのテーマに沿って、世界各国の豆を厳選しています。すべての豆は、生産者の顔が見えるシングルオリジン(単一原料)です。それらの豆の特徴を見極め、創りたいコーヒーをイメージし、その味が出せるようにプロの焙煎士がプロファイリングすることで、最高の一杯が自宅でも楽しめるという仕組み。

あえてマニュアル動作を搭載していない理由は、美味しいコーヒーを届けたいという開発者たちの思いからでした。

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▲左からパナソニック株式会社 アプライアンス社 山本尚明氏、豆香洞コーヒー焙煎士 後藤直紀氏、石光商事株式会社 コーヒー・飲料部門 リーダー 荒川正臣氏

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▲4〜6月は「香りを楽しむ」7〜9月は「味わいを楽しむ」10〜12月は「マッチングを楽しむ」1〜3月は「アレンジを楽しむ」という各テーマに沿って豆を選定しています。

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▲生豆パックは3種セット(5500円/月)と2種セット(3800円/月)から選択できます。中心に入っている「JOURNEY PAPER」には、産地や農園、豆が収穫された地域の文化、人、食などがまとめられています。

生豆パックは1袋200グラム。一見、高めの価格に思えますが、コーヒー1杯に使用する分量は約10グラムなので、コンビニで缶コーヒーを買うのとほぼ同額の計算になります。

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▲一口にコーヒー豆と言っても、産地よって色も大きさも異なります。プロファイリングでは、このような微細な差異まで考え抜き、それぞれの豆に合う最高の焙煎方法を組み込んでいます。

生豆を焙煎する上で大切なことは「味作りをする」こと。ただ、挽きたての豆であれば美味しいというわけではないことがわかりました。

発売は4月上旬。パナソニックのショッピングサイト”Panasonic Store(パナソニックストア)”のみの販売となります。

価格:「スマートコーヒー焙煎機」(10万8000円)
生豆パック(1種200グラム入):3種セット(5940円/月)
2種セット(4104円/月)

>> Panasonic 「The Roast」


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(文/&GP編集部)

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