◾️『角打なおらい』で嗜む、直感とこだわりの一献
右側の『角打なおらい』は、角打ちメインの酒屋。奥には番台のような趣のあるカウンターがあり、タバコの販売ケースだった棚や、醤油の木箱をリメイクした什器が酒屋時代の記憶を今に繋いでいます。
▲『あやとり』から見た『角打なおらい』の風情。左側がカウンター。ショーケースにお酒とおつまみが並び、好きなものを選んでカウンターで会計する仕組みだ
▲おすすめ酒、三重県「寒紅梅酒造」の純米吟醸「寒紅梅 HARUウサギ」(1杯600円)をカウンターで注ぐ昂士さん
店名の『なおらい(直会)』は、祭りの後に神様にお供えしたお酒を分かち合う儀式に由来しています。
「かしこまらず、直感で旨い! と思えるお酒を置いています。あえて有名な銘柄は置かず、まだ日の目を見ていない小さな酒蔵でも、自分が惚れ込んだものを紹介したいんです。うちをきっかけに、その酒蔵の人気に火がついたら嬉しいですよね」
▲酒はフルーティで飲み口のいいものが多い。アテに選んだのは「砂肝とクレソン 山椒オイル和え」(右)、「燻製筋子の松前漬」(左) 各400円。絶妙に箸も酒も止まらぬ旨さ
▲一人飲みにもいい量の小皿をちびちびとお酒を味わいながら立ち飲み
昂士さんの出す「アテ」もまた一癖ある。
燻製した筋子を乗せた松前漬け、ほたるいかのなめろう、砂肝とクレソン 山椒オイル和えなど、酒飲みの心を掴んで離さない中毒性のある小皿が並びます。どれも昂士さん自身のお酒への愛を感じる、絶妙な相性の良さを感じずにいられません。
▲昂士さんのおすすめ酒。左から「真澄 純米吟醸 白妙 SHIRO」(長野、宮坂酒造)、「寒紅梅 HARUウサギ」、熟成古酒「達磨正宗」(岐阜、白木恒助商店)
酒とおつまみを楽しんでいると、時折常連っぽいお客さんが顔を覗かせ挨拶がてら一杯やりながら、昂士さんとたわいもない話に談笑する光景も。一人でも、数人でワイワイとやるのにもちょうどよく、人の輪も生み出す。まさに、今の時代にあるべき一軒だとその情景にほくそ笑んでしまいます。
































