【小宮山雄飛の蕎麦呑み名店】辿りつくのに一苦労!? 予約困難な『ら すとらあだ』を体験

◾️北海道から沖縄まで。石臼で手挽きした6種類の蕎麦がユニーク!

 

▲まるで友人宅に招かれたように、食器棚からそば猪口を選ぶ楽しみ

ここからはいよいよお蕎麦。

ちなみに日々6種類ほど出るお蕎麦は、すべて店主が石臼で手挽きして、打ち分けているんだと。

 

▲蕎麦はそれぞれおよそ25gずつ(合計150g、大盛り200g)。こちらは北海道せたな町の蕎麦

▲一種類ずつ、そばをゆがいて出してくれる日比谷吉弘さん

蕎麦好きならば、手挽きの大変さも、毎日6種類を打ち分ける大変さもお分かりいただけるでしょう。

ご主人の並々ならぬ蕎麦への探究心が窺われます。

 

▲最初は冷たい蕎麦。あとは常温で提供される

瑞々しくて、フレッシュな味わい。

細めながらしっかりした喉越しで、鰹出汁のつゆとの相性もばっちりです。

 

▲沖縄宮古島の蕎麦。サトウキビの甘さが入り込んだような味

▲つゆにオリジナルのスパイスブレンドを入れて味変を楽しむ。これもまたスパイシーで旨い!

二杯目は、うって変わって、ごりっと田舎蕎麦風の太めの麺。

珍しい沖縄宮古島産の蕎麦粉。

噛むと蕎麦の香りしっかりして、これまた美味しい。

単に太めで固いのではなく、太いけどするっと歯が入っていく絶妙な口当たりがさすがです。

 

さらに滋賀県産の蕎麦粉に小麦粉を加えた外二(蕎麦粉十割に対して小麦粉二割を加える)の平打ち麺。

小麦粉が入っていることと、独特の幅広さで、パスタのフェトチーネのようでもあり、これまた蕎麦の可能性の広さを感じさせてくれます。

 

四杯目は京都・美山産の蕎麦粉を使い、一杯目の蕎麦よりも石臼を早く回して、粗挽きにしたもの。

蕎麦の実の粒々感や甘皮の風味がしっかり残っていて、これまた蕎麦好きには堪らない一杯です。

五杯目は、そばがきと同じ長崎・五島産の蕎麦を使い、かなりの幅広麺に。

加水率高めで打たれている麺は、その見た目のインパクトとは裏腹に、トゥルっとしたしなやかな口当たりで、口の中をくすぐるような官能的な食感です。

◾️締めは温かな牛もつそば

▲最後は温かな牛もつそば

そして締めの六杯目はやはり大胆な一杯。

牛もつを使った温かい汁に、今日出たお蕎麦がランダムに入っています!

「牛もつ」とか「ランダム」とか、普段お蕎麦屋さんで聞かないワードですが(笑)、汁を一口飲んでみると、これが驚くほど上品な味。

薄削りの鰹節と白醤油のかえしを使っているそうで、そこに牛もつの甘みと香りが加わって、めちゃくちゃ美味しい。

ランダムに麺を入れるという発想も自由で最高。

食材として、そして料理としての蕎麦の可能性を無限に感じさせてくれる、蕎麦好きなら一度は行って欲しい名店でした。

 

▲ぷりっぷりの牛もつが至福

 

<写真/橋本真美>

 

ら すとらあだ
住所:東京都中野区本町2丁目41−2
アクセス:丸の内線線中野坂上駅3番出口から徒歩3分
TEL:03-6276-8364
営業時間:水〜金19:00〜、土12:00〜スタート
定休日:月・日曜
>>@lastrada20120525
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

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