キレイに並べて鑑賞するのも「スニーカー」の楽しみだ!【夢中になれる趣味時間。】

▲ネバーセイネバー会長・磐井友幸さん フリマから自身のキャリアをスタートし、現在はレディースのネットセレクトショップ、ラズレナなどを展開する株式会社ネバーセイネバー( nvrsynvr. com)の創業者にして若き会長。スニーカーマニアの間でも知られる存在

「スニーカーの収納となると玄関のシューズクローゼットが一番に思い浮かびますが、コレクションを一堂に並べて鑑賞するならリビングに置くのがベスト。いつでも見たい時に手にとって自由に鑑賞することができないと、イヤじゃないですか!」

その言葉通り、リビングの壁には自身設計のオーダーメイド棚が設置され、1番のお気に入りである『ナイキ エアフォース1』の激レアモデルが美術品のように美しく収まっている。

「スニーカーって本来は履くモノですよね。でも、必ずしも本来の用途通りに使う必要はないじゃないですか? 日本刀のように、道具として誕生したモノをアート作品として鑑賞するなんて普通にありますし。僕の中ではスニーカーもそれと同様の感覚。あとは並べたいかどうかっていうのがひとつの線引きかも」

コレクターの誰もが夢想するコレクションに囲まれた生活をどう具現化しているかは下記をご覧いただくとして、まずはスニーカー収集を趣味とすることのメリットを聞いた。

▲リビングに置かれた靴棚は、自身がデザインを手掛けたというオーダーメイド。そこに並ぶのはコレクションの中核を担うナイキ「エア フォース1」の名作オンリー。ガラスケース内はプレミアムなオーダーモデルが鎮座

「今やスニーカーは音楽のように、世界中のどの国に行っても通用する非言語コミュニケーションの代表格。最近ではSNSなどを通して人種や年齢を問わず世界中のコレクターと繋がれるので、交友関係が広がるのも楽しいですね。でも、それって言葉が通じない海外だけではなく、日本でも一緒じゃないかなって思うんです。世代を問わず共通言語になりますし、GoodsPress世代の皆さんだったら、会社で若い部下と話す際の話題にもなったりするのでオススメですよ」

たしかにそうなると実益も兼ねた趣味となり得る。とはいえスニーカーショップを訪れても、何を買うべきか分からないのが実情。磐井さんが最初の一足にオススメするのは?

「まずは定番、ナイキ『エアフォース1』の白ローカットを一足買ってみて、そこからハマるかどうか様子を見てみるとイイのでは? 僕も12足持っています(笑)。あと一番大事なのが “とりあえず迷ったら買う!” 。これで後悔のないスニーカーライフが送れます。その分、お金は確実に減り続けますが(笑)」

▼普段履きは玄関に!とはいえ全部レアもの

玄関のシューズクローゼット内もチェック! こちらは着用率の高い「エア ジョーダン」シリーズや「エア フォース1」が中心。そのどれもがマニア垂涎のレアものばかりだそう。

▼もうひとつの下駄箱にもお宝シューズが満載

横に並んだもうひとつのシューズクローゼットもご開帳。3段に渡ってカラバリを揃えているのがアディダスの「イージー」。履き心地が気に入り、ナイキ以外では唯一スタメン入り。

▼インテリアにも馴染む計算されたカラー配置

ダイニング横にもさりげなくレイアウト。スニーカ ーと同じく収集しているフィギュアとの統一感もお見事。上段はモノトーン、下段に色モノを並べることで自然と馴染んでいる。

▼正直何があるのか不明シャワールームに過積載

さすがに全コレクションを美しくレイアウトするのは至難の技。ではお気に入り以外はどうしているのか? その答えが “ワイヤーバスケットに突っ込んでシャワールームに放り込む!”。 溢れ出すのももう時間の問題だ(笑)

■思わず自慢したくなる!磐井さんのお気に入りTOP5

後列左から、アメリカ西海岸的な配色が目を惹く「エアマックス プラス97 “マイアミ・バイス”」。LAの老舗ストリート系セレクトショップとのコラボ作「エア ジョーダン1“ユニオン”」。人気ラッパー、トラビス・スコットとのコラボで誕生した「エア ジョーダン4“カクタス・ジャック”」。

前列左は「ナイキ エア フォース1 プレミアム NYC」。ニューヨーク・ソーホーにナイキがオープンした際に100足限定でリリースされたモデル。右は、白血病患者とその家族を支援する組織、セイガー・ストロング財団がデザインした「ナイキ エア フォース1“セイガー・ストロング”」。こちらも同じく100足限定でオークションに出品された正真正銘の極プレミアムモデル。

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