どんな強風でも絶対に湯を沸かすMSR「ウインドバーナー」【GP AWARD 2020】

■1分1秒でも早く雪をお湯に変える!

MSR
「ウインドバーナーパーソナルストーブシステム」(2万8600円)

専用ポットでバーナー部分を覆うことにより、熱を無駄なくポットに伝えられる超高効率を実現したアウトドア向けバーナーシステム。ポットは容量1リットルあり、1~2人用として最適。収納時のサイズは11.5×10.7×18.1cm、465g(燃料を除く)。

 

▼燃料含め全てまとめてキレイに収納できる

▲ポット、バーナー、フタ、三脚といくつものパーツで構成されているが、それらとガスカートリッジ「イソプロ110」をまとめてポット内に収納できるよう計算されて作られている

▲余計な凹凸のない収納状態は、パッキングもしやすい。これひとつ持っていけばなんとかなるという安心感は大きい

 

▼風に強く効率良く熱するメッシュ状の火口

▲一般的なシングルバーナーとは異なり、面積の広いメッシュ状の火口になっている。火を点けると徐々に赤くなっていき、メッシュ部分全体から炎が上がる。この炎がポット下部に付いている扇風機の羽のようなヒートエクスチェンジャーに当たり超高効率で熱を水に伝える仕組みになっている

 

▼800mlの水をわずか3分26秒で沸かせた!

▲気温20℃の中、推奨より多めとなる800mlの水をどのぐらいの時間で沸かせるか試してみた(沸騰させる場合の推奨水量は600ml)。ポットの容量は最大1リットルだが、沸騰させた場合、フタをしていても穴からお湯が吹き出す可能性があるため、600ml以下の水量にしておこう

▲着火装置が付いていないので、ライターなどを使用して着火する。最初は青い炎が出て、徐々に赤くなる。火が点いているかはインジケーターワイヤーで確認できる。火口周囲の風防部分にポットをはめるので、風の影響を一切受けない。これが早沸きの最大の武器となっている

▲プラスチック製のフタをポットに取り付けて、バーナーにはめれば湯沸かしスタート。結果は3分26秒。あっという間に沸騰までいった。このスピードを山でも実現できるのはたしかに助かる。ポットにはカバーが付いているので、沸騰したお湯が入っていても問題なく持てる

 

▼専用缶を使って効率&出力アップ!

▲イソブタン80%と低温でも気化しやすいプロパン20%を混合した専用ガスカートリッジが、寒冷地でもバーナーの性能をしっかり引き出してくれる。容量110gの「イソプロ110」と226gの「イソプロ227」の2種類があり、ポット内に収められるのは110サイズの方になる

>> 【特集】GP AWARD 2020

※2020年12月6日発売「GoodsPress」1.2月合併号掲載記事をもとに構成しています

<文/円道秀和 写真/田口陽介>

 

【関連記事】

◆焚き火シーズン到来!ソロキャンプにも使える新作焚き火台を3つ試してきた 
◆この“ちまっと感”がなんかイイ!ソロキャンならこれ1台で十分かも 
◆がっちりゴトクが2つ付き!だからワイルドな焚き火料理もお手の物! 

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする