全プロダクト総決算!&GPで見つけた「2020ヘンなものGRAND PRIX」

■クオリティの高さがより”へんてこさ”を際立たせる!? 「へんなもの部門」

最後はホビーでも、また超ニッチに留めるにはちょっと惜しい、文字通りの「へんなもの部門」ランキング。クオリティが無駄に高く、真面目に考えて考えて考え抜いた末に誕生したのが「なんだこれ…」という、こういっちゃ何ですが残念感に満ち溢れたアイテムが見事にランク入りを果たしました。Don't think,feel! ←来年も使おうこれ。

 

第3位:上海問屋「72キー搭載メカニカルスイッチテスター」

選考理由:「キーボードの打感を確認するためだけという点に驚くばかり」(編集部員N)

メーカーによって異なるメカニカルキーボードの打鍵感を72種類分も確認することができるという、パソコンとセットになっている有線接続のキーボードを長らく愛している人にはまるでピンと来ない一方、メカニカルキーボードを愛用されている方にとっては夢のようなアイテムです。

これが「へんなもの部門」でランク入りしたということは、「&GP」の面々はキーボードはメンブレンタイプでそれほどこだわりを持ってないと受け止められてもおかしくないわけで、あれもしかしてとんだ藪蛇…いやいや、テキストが打てれば打感も打鍵も関係ないですよ! と2回目の半ギレに至りそうなので、この項はここまでにしておくことにします。

「目指せキーボードソムリエ!? PC用キーボードの深遠なる世界を味わえる変態的ガジェット誕生」

 

第2位:ノルウェー水産物審議会「バランス皿」

選考理由:「スマホをカバン等にしまって普通のお皿で食べるという選択肢はナシ?」(編集部員E)

スマホを見ながら食事をする光景に憂いを感じた(と思われる)、ノルウェーの通商産業水産省が所管する「ノルウェー水産物審議会」が、家具職人とともに開発したという「バランス皿」。スマホを皿の裏側にある溝状の差込口にはめることでお皿を水平に置くことができるようになり、同時にスマホを見ながらの「ながら食事」も防ぐことができます。

お皿を支える板状の脚は取り外しができ、またスマホを差し込む溝はさまざまな機種に対応するなど、その仕様はなかなか画期的…と、かなり回りくどく説明したのは、編集部員Eのコメントに全てが集約されているからに他なりません。誰も気が付かなかったのか、それとも「ノルウェー水産物審議会」の会議がそんなことを言い出せる雰囲気ではなかったということなのか…。あれ、何か触れちゃいけないものに触れた気が。

「(物理的に)スマホを手放さないとうまく食事ができないんです」

 

第1位:FLEXISPOT「デスクバイクV9」

選考理由:「デスクワークとペダル漕ぎは両立しないと思います」(ライターS)

「へんなもの部門」堂々の第1位は、2020年を象徴するキーワードのひとつ「テレワーク/在宅ワーク」をより充実したものへと導く「デスクバイクV9」が獲得しました。エアロバイクとスタンディングデスクが一体化した衝撃のフォルムで、座面とデスクの高さは調節が可能、エアロバイクはレベルに応じて選べる8段階の負荷設定を搭載&漕ぎ音が気にならない静音設計、移動が楽に行えるキャスター付きと、各々がしっかりとした仕様を備えています。

恐らくは多くというか大半の人が「別々にやった方が効率よくね?」と考える中、デスクワークとトレーニングを並行して行えるというスタイルを前面に押し出した無謀…じゃなくてチャレンジ精神は、第1位を獲得するに十分相応しいものといえるでしょう。

「テレワークするならバイクにもなる健康デスクがいいかも」

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