ABSは当たり前!着るエアバッグも一般的に!先進技術で安全性アップ!【返り咲き!シン・バイクライフ】

【返り咲き!シン・バイクライフ】

バイクは危ない。それは決して否定できるものではないが、昔に比べればバイク自体も装備の面でも安全性は高くなっている。ABSは当たり前の存在となり、今やコーナリング中にブレーキをかけても転びにくい進化系ABSも登場。また高額だった着るエアバッグもリーズナブルになるなど、バイク周辺の安全性は大幅に高まっている。

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2017年5月、ABSユニットを開発するボッシュ社がドイツのテストコースにて開いたメディア向け体験会での出来事。コーナーでフロントブレーキを強くかけたら転ぶことはバイク乗りなら誰もが知ることですが、「フルバンクで旋回中に、レバーを思い切り握って」と言われて驚きました。

「大丈夫、絶対に転ばないから」と諭され、覚悟を決めフロントのブレーキレバーを一気に握り込むと、転倒どころか車体の傾きを保ちつつ、狙ったラインをそのままに急減速できるではありませんか。

これが翌年の一部ニューモデルから市販車に搭載された「コーナリングABS」だったのです。高精度センサーで車体姿勢を検知し、車体の傾きに応じてブレーキ圧を自動調整。コーナリング中のタイヤロックはもちろん、急な車体の起き上がりなどを抑制し、対向車線へはみ出してしまうことも抑制してくれるのです。

また、クルマでは導入車も増えてきた前走車との距離を一定に保ちつつ一定速度を保って走行するアダプティブ・クルーズ・コントロールなど、電子制御がバイクでも大幅に進歩。加えて車体だけでなく装備面でも安全性が上がっているので、セーフティライドが楽しめます!

【次ページ】技術の進歩で、より安全な走行が可能に

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