究極のスタンダードを体現する「ロレックス」定番モデル【VINTAGEコレクター案内書】

<COSMO GRAPH DAYTONA>

■ロレックス人気を支える革新的な防水クロノグラフ

今も昔も変わらず、ヴィンテージロレックスの人気を支えているのは、「コスモグラフ‌ デイトナ」であることに異論を挟む余地はない。今では自動巻き式のRef.16520への注目も高まっているが、やはり王道は手巻き式時代のモデルに限る。

1963年から始まった「コスモグラフ‌ デイトナ」の歴史とは、飽くなき防水クロノグラフの探求の歴史だと言い換えられる。

最初期のRef.6239はオイスターケースとねじ込み式のリュウズは備えていたものの、防水性能を持つクロノグラフプッシャーの開発には至らなかった。この課題をクリアしたねじ込み式のクロノグラフプッシャーを正式に採用した1969年のRef.6263は、ロレックスが理想を掲げる防水クロノグラフを体現した記念碑モデルである。

このモデルを含め、手巻き時代のデイトナは世界的な需要の高さから完璧に整った個体を見つけることが難しい。とりわけプッシャーなどのパーツ類を後から整えることは現実的はないので細心の注意を払いたい。

ロレックス
「コスモグラフ デイトナ Ref.6263(1984年製)」(1320万円)

手巻きデイトナでも最人気を誇る、プレキシガラスのベゼルとねじ込み式のクロノグラフプッシャーを採用したRef.6263。前作の Ref.6241とは、プッシャーのならず、ケースサイズや仕様も異なる。こちらのモデルは6時位置に赤字で「DAYTONA」のプリントが入る。手巻き(Cal.727)、ステンレススチールケース

ロレックス
「コスモグラフ デイトナ Ref.6239(1967年製)」(798万円)

Ref.6239は製造期間が長かったことからいくつものダイヤルパターンが存在する。こちらの1967年製の個体は12時位置に「DAYTONA」の表記が入る。交換されていることが多い、タキメーターベゼルや9時位置の針もオリジナリティを保っている。手巻き(Cal.722)、ステンレススチールケース、径36.5mm

※2023年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号110-113ページの記事をもとに構成しています

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<取材・文/戸叶庸之 写真/中村光明(TRYOUT)>

 

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