マダイ丸ごと1匹使って炊飯器で極上の「鯛めし」を作る方法【宅飲み家電 #01】

■炊飯器で作る極上鯛めしレシピ!

<使用した炊飯器>
パナソニック
「スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 Wおどり炊き SR-VSX109」
実勢価格:5万5000円前後

▲パナソニック炊飯器の最高峰モデル。大火力おどり炊きと可変圧力おどり炊きの2つの炊き技で、2種類の「おどり炊き」で対流を変化させながら炊飯することで、一粒一粒にムラなく熱を均一にいき渡らせます。合わせて、「加圧追い炊きplus」の機能で、表面のハリを残し米粒を大きく炊き上げられます。

▲今回の鯛めしの場合、「銀シャリ」モード+「ふつう」で炊飯。甘みともちもち感のある仕上がりとなりました!

<材料>
・鯛/25cm前後のもの(大きい場合は下処理後解体して入れればOK)
・米(3合)
・うすくち醤油(大さじ3)
・酒(大さじ3)
・昆布(5cmほどに割って3~4枚)

<つくり方>
(1)ウロコを取る。ひたすら丁寧に取る!

▲写真の「カンナ型ウロコ取り」はウロコが飛び散らず、ガサッと取れるのでおすすめ。お腹と背中、顔まわりの細かいところは裏側の小さいカンナでやるときれいに取れます

(2)腹を開き内臓とエラを取り、水で洗い流す。

▲エラがあご&背骨と繋がっている部分を2カ所切り、お尻側に引き抜くと、エラと内臓が繋がって一気に取れます。また内臓の中でも、緑色をした胆嚢(通称:苦玉)は潰さないように。身がめちゃくちゃ苦くなりますのでご注意! おなかの包丁は浅めに入れましょう

(3)キッチンペーパーで水気を取り、バットに置いて竹ぐしで片面20箇所ほど、両面に穴を開ける。

▲この後の工程で塩分をほどよく浸透させるためとも、炊いた時に旨味が出やすくするためです

(4)鯛全体に塩を多めに振り、15分ほど置く。余分な水分や臭みを出す。

▲塩を振ったら、揚げ物用の網のついたバットなどに置いておきましょう

(5)まな板へ置いた鯛にキッチンペーパーをかぶせ、その上から熱湯をかけて両面とも湯引きする。そのあと氷を入れたボウルに入れて、細部のウロコを手で触りながら落とす

▲塩を流し臭みをとることと、顔まわりなどに残った細かいウロコを取るためです。お湯をかけるとウロコが立って取れやすくなります。こうすることで、食べた時に口の中で不快なウロコがなくなるので、丁寧に作業しましょう

(6)魚焼きグリルを使い、弱火で片面7-8分ほど焼く。軽くボディに焼き目が付くくらいが目安。

▲強く焦がすと、鯛めしに苦みがうつるので、焼きは弱火で慎重に。特に尾が焦げやすいので、尾だけアルミホイルを巻いて焼きます

(7)事前に洗ってザルにあげ30分吸水させた米を、お釜にセットする。

(8)お釜に、一度3合目盛まで水をいれ、その後90mlを測って減らす。

このあと入れる調味料分の水分を減らすと、炊いた米が水っぽくならず仕上がりがシャッキリします。

(9)うすくち醤油、酒を加え、昆布をちらし、その上に鯛をのせる。

(10)炊きあがったら、鯛と昆布を別皿にうつし、ご飯を軽くまぜ、蒸らす。

(11)蒸らしている間に、取り出した鯛の身を、丁寧にほぐす

▲小骨が硬く、口に刺さると痛いので、小骨も取り残さないように。お箸と清潔にした指を使い、丁寧に身だけを取り出します

(12)骨を取り、ほぐした鯛の白身を炊飯器に戻し、混ぜ込む。

(13)出来上がり!

お椀に盛ったら完成。炊き立てには、お好みでわさびを添えましょう。相性抜群です。

【次ページ】お米に合う日本酒を添えて極上の晩酌を

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