トレランシューズとスニーカーの違いとは。街で履くメリットちゃんとあるんです

■HOKAの大きなソールは意味がある

いまや数多くのブランドから発売されているトレランシューズですが、寺島さん注目のモデルを教えてもらいました。

「まずはHOKAの『チャレンジャー』。接地面積が広く、ラグもいいパターンです。ミッドソールはやわらかくクッション性がいいんですが、カカト部分はとても硬い。カカトの踵骨がソールにバコッとハマるので、カカトのブレが少ない。そして重くない」

HOKAのシューズはとにかくソールが大きく幅が広いという印象がありますが、やはりそれが重要だったんですね。

「普段歩いたり走ったりする時に、重心移動ってよくわからない人も多いと思います。だから適当に歩いてしまう。それを、この幅広のソールがある程度ガイドしてくれるんです。ドーンと接地したら、ブレずに前に転がるように足が出てくれます」

次に挙がったのは、みんな大好きGORE-TEX(ゴアテックス)搭載モデル。

「やはりこれからの季節、梅雨時期には重宝しますよね。濡れない蒸れない」

アウトドアシューズでは定番機能であるGORE-TEXを使ったモデルは、トレランシューズにも数多く存在します。雨の日も気にせず履けるというのは、雨の季節だけでなくゲリラ豪雨に遭った時でも安心です。

ということで、寺島さん注目モデルのHOKA「チャレンジャー」を履いてみました。

「靴を履く際は、まずカカトを後ろにあててしっかり入れる。そして中足部のヒモをしっかり締める。ヒモは毎回毎回、しっかり結んでくださいね」

めんどくさいからと、ヒモ緩めておいてスリッパのように履いてしまっていませんか? その気持ち、心の底からよく分かるんですが、それだとやはりトレランシューズの機能を活かせずもったいないと寺島さんは言います。

「フィッティングを上げてあげないと、シューズの中で足が動いて代償行動が起きてしまい、結果的に疲れやすくなります」

実際に正しく履いて歩いてみると、違いは一歩目から分かります。普段歩いている時と違い、体の動きが変わった感覚です。

「(シューズに促されて)オートマティックに重心が移動しているんです」

 

■梅雨時に履くならやっぱりGORE-TEX

トレランシューズがどういった機能を持つモノなのかが分かったところで、気になるのが選び方です。

「普段履きして雨の日も使いたいというのであれば、GORE-TEX搭載モデルがいいのではないでしょうか。商品名に“GTX”と入っているモノはGORE-TEXだと思ってもらって大丈夫です」

「そしてソールを見てもらって、接地面積がある程度広いモデルですね。できるだけブレない安定性の高いモデルを選んでもらうといいと思います」

「最後はMP関節部分がしっかりとたわむモデルです。普段履きで歩いていてゆっくり重心移動している時に、MP関節部分が硬いと体重を他に逃さなければいけなくなるので、ブレにつながってしまいます」

軽さや通気性、ミッドソールの素材など各ブランドでさまざま。そういった部分は、自分の体重やクッション感の好みなどで選ぶといいと寺島さんは話します。

*  *  *

最近はネットでシューズを気軽に買えるようになりました。店頭に好きなカラーがなかった、なんて時にネットショッピングはたしかに便利ですが、足のカタチは一人ひとり異なるため、まずは実際に履いてみることが重要です。

自分の足に合っているか、そして今回、寺島さんが挙げたポイントをチェックしつつ、自分にとってベストなトレランシューズを選んでみてはいかがでしょうか。

日々移動していると、時にはアスファルトのない場所を歩くこともあるかもしれません。そんな時でも安心して歩けるのがトレランシューズです。そう考えると、普段履きもアリだと思いませんか? 「自分は走らないし、ましてや不整地なんて」と思っている人も、一度履いてみるとその良さが分かるはずです。

「Alpen TOKYO」
住所:東京都新宿区新宿三丁目23-7
営業時間:月〜金 11:00~22:00/土日祝 10:00~20:00

>> Alpen TOKYO

<取材・文/山口健壱円道秀和(GoodsPress Web編集部) >

 

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