レノボが提案する新しいスマートデバイスはコスパ抜群!!【CES 2019】

レノボは海外では「Lenovo Smart Display」という8インチまたは10インチのディスプレイを搭載するスマートディスプレイを販売していますが、「Lenovo Smart Clock」はそのコンパクト版と捉えることもできます。しかし、画面に表示できるのは現在時刻、天気予報、自分のスケジュールなどに限られ、動画を表示できません。説明員によると、ベッドルームでの利用を想定し、安眠の妨げになる機能は入れていないとのこと。もちろん、音楽は聞けます。最大出力が6Wのスピーカーを内蔵し、心地よい眠りに誘う音楽や、朝にシャッキとした気持ちにさせてくれる楽曲を聴くことができます。

▲後方のデバイスは日本未発売の「Lenovo Smart Display」。手前が「Lenovo Smart Clock」

▲外装はファブリック素材で、上部に音量調節ボタンを搭載

▲背面にはUSBポートとミュートボタンを搭載

2019年春の発売を予定しており、米国での予価は79.99ドル(約8700円)。すでにGoogle Homeを使っている人の2台目、3台目としても魅力で、コンパクトなので、出張に持っていくのもアリでしょう。日本発売は未定とのことでしたが、担当者には「ぜひ、日本でも!」と伝えておきました。

▲時計のデザインはタッチ操作で変更できるが、何種類のデザインがプリインされるかは未定

 

■タブレットとスマートディスプレイの1台2役「Lenovo Smart Tab」

Amazon Alexaに対応する新製品も発表されました。タブレットとスマートディスプレイの1台2役をこなす「Lenovo Smart Tab」です。

▲「Lenovo Smart Tab」にはAmazon Alexaがビルトインされている

「Lenovo Smart Tab」は、単独でも使える10.1インチ(1920×1200ドット)画面のAndroidタブレットを、専用の「Lenovo Smart Dock」にセットすることで、「Alexa、最新のニュースを教えて」「Alexa、リラックスできる音楽を聴かせて」などと話して操作できるスマートディスプレイに切り替わる仕組みです。

▲タブレットを差し込む「Lenovo Smart Dock」にはドルビーがチューニングしたスピーカーを内蔵。音量ボタンやミュートボタンも備える

タブレットの性能が異なる2モデルが用意され、上位モデルの「Smart Tab P10」はストレージ容量が最大64GBのストレージで、メモリは最大4GB。800万画素のアウトカメラと500万画素のインカメラを搭載し、4スピーカーのDolby Atmosに対応。指紋センサーも備えています。

下位モデルの「Smart Tab M10」は最大32GBのストレージで、メモリは最大3GB。500万画素のアウトカメラと200万画素のインカメラを搭載し、2スピーカーのDolby Atmosに対応しています。なお、CPUはどちらもSnapdragon 450を採用しています。

▲ドックから離すと、Androidタブレットとして持ち歩ける

アメリカでの価格は「Smart Tab P10」が299ドル〜(約3万2500円〜)で、「Smart Tab M10」が199ドル〜(約2万1600円〜)。日本でも1月下旬から発売予定です。タブレットもスマートスピーカーも欲しいが、予算に余裕がなく…という人はお見逃しなく!

▲2万円台でAndroidタブレットが買えて、Alexaディスプレイとしても使えるので経済的

>> レノボ

 


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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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