ソーラーか機械式か、ハイコスパなセイコーの逸品が時を超えて愛される理由

“古くて良いもの”に心を動かされるのは、なぜだろう。それは数多くの流行り廃りを乗り越え、流れる時の中で洗練された存在感に満ち溢れているからではないだろうか。誰に説明を受けずともわかる魅力、本能的に目に留まる佇まい、価値の再認識。こうした歴史あるプロダクトを身に着けたいと思うのは、自らも価値ある人間を目指すゆえなのか。

高い品質で世界に名を馳せる国産時計メーカー・セイコーから、ヴィンテージ感を追求しつつも現代的なソーラームーブメントを搭載したハイコスパウオッチが登場する。手に取りやすい価格にも関わらず、見る者を魅了するその理由を探っていこう。

■フル充電で約10カ月駆動する頼もしさ

▲「SZEV011」(3万6000円)

「SZEV011」は、両方向に回転するブラックのベゼルを持つ、60~70年代のスポーツウオッチをイメージした伝統的なデザインが特徴的。丸みを帯びたバーインデックスとペンシル形状の時分針は、シンプルかつ味わい深さを与えてくれる。ガラスデザインもベゼルよりほんの少し高い位置に設計するなど、ヴィンテージ感を演出するため細部にまでこだわりが見られる。

実用性の面でもインデックスと針にルミブライトを塗布し、暗所での視認性に優れており、ねじロック式のりゅうずは10気圧防水という高い防水性能を実現。デイト表示にもマグニファイドガラスがあり視認性は高い。

何より、太陽光で動くソーラームーブメント「V157」が搭載され、フル充電で約10カ月駆動という圧倒的な利便性を備える。即スタート機能や過充電防止機能など、かゆいところに手が届く仕様もうれしい。

▲「SZEV014」(3万5000円)

また、よりヴィンテージ風な別モデルも展開している。明確な違いはバンドで、シルクのような滑らかさと質感を持つ引き通しポリエステルストラップの「SZEV014」は、バーインデックスのルミブライトが経年変化したような色合いに。

同じテイストの文字盤では、5連メタルブレスレットの「SZEV012」(3万6000円)、高級感のある肉厚仕立てのクロコダイル型押しレザーストラップ(牛革)を採用した「SZEV013」(3万6000円)といったモデルが用意されている。

ケース径は41mmと大きすぎず小さすぎず、“ちょうどいい” サイズ。古くて良いものをさり気なく身に着けたい、そんな大人のおしゃれさを演出してくれる一本になるだろう。

■時計の息づかいが聞こえる機械式腕時計も

▲「SZSB011」(4万8000円)

さて、そんなヴィンテージ感あふれるソーラーモデル以外にも、時を超えて愛されるオーセンティックなモデルがある。セイコーの高品質な機械式腕時計であるメカニカルシリーズだ。3月発売の「SZSB011」は、国産機械式として驚きのハイコスパな4万円台という価格帯。

同モデルを代表とする“ドレスライン”はスーツの袖口によく似合い、研磨され美しさが際立つシンプルな3針と、植え略字上面に虹挽きといわれる高級感のある仕上げを採用している。機械式、ステンレススチールケース、10気圧防水、ケース径40mm(全4モデル)。

▲「SZSB018」(4万6000円)

一方、汎用性の高い“クラシックライン”は、前述のソーラーモデルと同じデザインの時分針を持ち、マグニファイド付きの高質感のあるハードレックスガラスを搭載するなど、より多くのシーンで活躍してくれる。ドレスラインと同じく機械式で、シースルーバックからのぞくムーブメントに、時計に込められた鼓動を感じ取れる。

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▲左:「SZEV013」(3万6000円)、右:「SZSB017」(4万6000円)

実用性に優れつつも古き良きモノづくりを感じさせる、ソーラー駆動のヴィンテージウオッチ。手間を惜しまず自らの手で時を刻む感覚が楽しい、メカニカルシリーズ。どちらも甲乙つけがたい魅力を持ち、身に着ける者の価値を高めてくれる存在になっていくだろう。

■取り扱い店舗
>> neelセレクトショップ(楽天市場内)

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■問い合わせ先
セイコーウオッチ株式会社
お客様相談室 0120-612-911
営業時間 9:30~17:30
(土・日・祝・年末年始除く)

(取材・文/三宅 隆<&GP>)

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