「自家発電自転車」から「消える魔球」まで!防災グッズ最前線とは

■スマホの充電が必要不可欠

災害発生時、連絡手段や情報収集のために大事な役割を果たすスマートフォン。もしもライフラインが止まり、充電ができない事態になると、本当に困ったことになりかねません。「スマホの充電」は、今や災害時の最優先事項といえます。

▲防災する自転車/18万5544円

こちらはなんと発電・充電手段としても活躍する自転車!

「自転車をこいで発電ができるので、携帯電話などの充電にとても便利です。ノーパンクタイヤなので、パンクや空気入れの心配がなく、道路状況が悪い災害時にも安心して乗ることができます。街乗り自転車として普段から使える点も魅力です」

約8mの走行で携帯電話約3分の通話時間相当の電気を発電。普段は電動アシスト自転車として使用可能です。手軽に発電できるアイテムをもうひとつ。たき火で発生した熱を電気に変換できるセットがあるのです!

▲キャンプストーブ バイオライト/1万8360円(手前)、専用ケトルポット/7560円(奥)

「こちらはガスなどの化石燃料を使わず、小枝や小さな薪などで安定したたき火ができるキャンピングストーブ。このたき火で発生した熱を電気に変換することができる、一石二鳥の火力発電器です。オレンジのボディ部分に電子機器を接続し、充電が可能です」

暖をとったり、食事を温めたりしながら、充電までできてしまうという優れもの。もちろんアウトドアレジャーで使うのもOKです。

「ちなみに種火にはマッチをおすすめしています。ライターの方が便利じゃないかと思うかもしれませんが、ライターは長い時間が経つとガスが揮発して使えなくなることがあります。その点、マッチは湿気にさえ気をつければ長期間の保存が可能。100年使えるといわれているんですよ」

▲ナカムラマッチ スライド缶入りWATER PROOF安全マッチ(2個セット)/821円

明治43年創業の老舗マッチメーカー、ナカムラの特殊防水コーティングを施したマッチ。水に濡れても問題なく使用でき、安全性も高いため、安心して備えておくことができます。

■避難所でも身体が休まる睡眠グッズ

災害時には、避難所での生活をやむなくされることもあるかもしれません。そんなときに役立つグッズを教えてもらいました。

▲3Mシンサレート災害用スリーピングバッグ/1万584円

こちらは、大柄な男性もゆったりと使用できる、約2メートルの寝袋。なんとA4サイズまで小さくたたむことができるので、省スペースで備えておくことができる準備しやすい寝袋です。帰宅困難時の備えとして、会社のデスクのキャビネットに入れておくのもよさそうです。

「ヒマラヤ遠征隊やスキー代表選手のユニフォームを支えた技術である、高機能中綿素材で、災害用毛布より高い保温性を有しています。災害時、身体をしっかり休めるために眠る環境を整えることはとても大切。場所をとらずに備えておけるので準備しやすいですね」

▲空気を押し出しながらたたみます。とても簡単!

▲音が聞こえる耳栓、クオリネ/1620円

思わずなごむ、愛らしいフォルムとソフトな触り心地。これはかわいいだけじゃない、高機能の耳栓です。

「避難所のちょっとした音やザワザワした話声は、ストレスになったり眠れなかったり。災害時は普段はあまり気にならない音に悩まされることが多いです。この『クオリネ』は、すべての音域の音のボリュームを小さくする耳栓。音を完全にシャットアウトするのではなく、サイレンなどの重要な音は聞き漏らさずに済むのがポイント。人間工学に基づいたデザインで、長時間装着しても快適です」

▲消臭アンダーシャツ、デオエスト 男性用/3060円~

一見普通のシャツに見えますが、実はすごい機能が!

「災害時は入浴や洗濯もあまり望めません。この消臭アンダーウェアは、加齢臭や汗、ワキ、おなら、排せつのニオイなど、さまざまなニオイを徹底的にカットします」

約30秒で80%以上のニオイをスピード消臭し、100回洗濯をしても消臭効果が持続。雑菌の繁殖も防ぐので、清潔な状態を保つことができます。幅広いニオイをカットするので、男性のお客様からの注目度が高いのだとか。

避難所で寝泊り生活をすることにニオイ災害時のニオイストレスの軽減に役立ちます。もちろん普段着用してもOK。

【次ページ】まだまだあります! 目からウロコな防災グッズ

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