実は元祖って知ってた?讃岐生まれ「鎌田醤油」のだし醤油を使い比べてみた【ご当地調味料】

■30年前に紙パックのだし醤油を発売

1789年(寛政元年)に創業した鎌田醤油は、1965年にだし醤油を発売しました。醤油の名産地である讃岐の天然醸造醤油に、九州産のさば節とかつお節、そして北海道産の昆布を配合しているのが特徴です。

また、醤油といえばペットボトルが一般的ですが、1987年に世界初の紙パック醤油を開発したのも同社。小家族化が進むなか、醤油の風味と鮮度が落ちないうちに使いきれるよう、300ml、200mlの口栓付き紙パックを開発したのです。

年間販売数は700万本、累計販売本数は3億9301万本(1987~2016年4月までの販売本数を200ml紙パックで換算)というのだから、長きに渡って愛され続けていることがよくわかります。

 

■ベーシックな「だし醤油」はぶっかけうどんに

今回使用したのは、「だし醤油」「素材の旨み だし醤油」「素材の旨み ゆずぽん酢」の3種類です。だし醤油はベーシックなものが塩分11%。素材の旨みシリーズが塩分8%となっています。

だし醤油の味を知るなら、まずはぶっかけうどん。実際、香川のうどん店では鎌田醤油を使っている店も多いそうです。

茹でたうどんに大根おろし、ネギ、かぼすをトッピングして、最後にだし醤油を適量かけます。さっそく食べてみると、これはお店で食べているものに近い味です!

これまで他社のだし醤油を使ってきましたが、鎌田醤油のだし醤油を食べてみると、かなり甘みが押さえられているように感じます。今回はそのままかけて調味していますが、これなら薄めて煮物に使うことで、食材の味を邪魔せず味付けできるというのも納得です。
 

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