BBQでもキャンプでも大活躍!魅惑のツール「キングトング」【アウトドア銘品図鑑】

■独特の先端デザインがつかんだモノを離さない!

第一の魅力は、この独特の形をした先端です。先端が折り返されていることがわかりますね。

通常のトングは先端を閉じたときの接点はごくわずか。細い小枝を拾いにくいし、トングが横にずれてしまうとバランスが崩れ、せっかくつかんだ薪や炭を落としてしまいます。

一方、キングトングはそもそも横ずれしづらい構造なんですが、万が一、横にずれても隙間は生まれません。

極細の小枝もこの通り。しっかりキャッチします。

「キングトング」の開発・発売を決定したテンマクデザインによると「焚き火やバーベキュー以外にも、流しそうめんで役に立ちました!」とのこと。

どういうことか不思議に思って詳細を聞いたところ「取り損なったそうめんが地面に落ちてしまうのですが、地面に落ちたそうめんを拾うのは結構大変。普通のトングではちぎれるし、手づかみでは指先が汚れてしまいます。『キングトング』は繊細なそうめんをつかむのにもってこい。掃除がはかどるんです」だそうです。この夏の流しそうめんでは、ぜひ使ってみたいですね。

一方、太い薪は折り返しの上にあるギザギザ部分がいい仕事をしてくれます。薪をつかんだままいろいろな角度にしてみましたが、力を入れなくても落ちることはありません。

折り返し部分をよく見ると、小さな“かえし”が付いています。この“かえし”のおかげで、網やダッチオーブンを持ち上げられるんですね。わざわざリフターを用意しなくてもよく、野外料理好きからの支持が高いのも納得です。

それに、太い薪をつかんだときも、この“かえし”が付いているおかげで落としづらくなっています。

通常のトングは2枚のプレートをつなげた内側にバネが入っています。「キングトング」は“3”のような形をした3つのバネが組み合わされています。薄型収納はできませんが、これもトングがズレずにすむ理由となっています。

 

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