ゆらめく炎を眺めながら簡単料理。お一人様用焚き火台がソロキャン料理を変える!?

■3パーツ構成でセッティングのしやすさは抜群

今やキャンプ道具の花形アイテムともいえる焚き火台は、メーカーも、サイズも、形状もさまざま。どのメーカーも簡単設営にこだわっているため、通常サイズのモデルはセッティングに困ることはありません。ただソロ用の焚き火台の場合はコンパクト化を求めるあまり、複雑な工程を要するものもチラホラ。

その点これは、たった3つのパーツで構成されているため取説がなくても、わずか1分ほどで簡単に組み立てられます。またパーツを重ねられるので、収納時は薄くなります。

サイズは組み立て時がW320xH228xD173mm、収納時がW380xH40xD173mm。収納用に麻袋が付属します。

まず側面のパーツに、底板をはめ込みます。その後もう1枚の側面パーツをはめ込みH型になれば完成。底に炭床はなく、側面はYOKAのロゴが残されたまま抜かれているので、これが灰止めを兼ねるとともに通風性を高めています。

素材は鋼鉄製で、本体の板厚は2mm(グリルは3.2mm)。重量は3kgと軽いわけではありませんが、バイクやクルマに積んでいく分には問題ありません。

「クッキングファイヤービット」という名の通り、焚き火と料理を両方楽しむための焚き火台で、専用グリルも付属。高さ調整が可能で、下段は差し込み式、上段は置くだけです。上から見ると、グリルにもYOKAの文字が…ちょっとしたことですが、細部にまで気を使っているなという感じが好感度大です。

ただ、この下段の使いこなしは何度も使わないとなかなか難しいというのが実感。

下段は強火料理、上段は弱火や保温というのを想定しているのだと思いますが、下段にグリルをはめて普通の太さの薪を入れるといっぱいいっぱいで、しかも入れるにも窮屈。ちょうど入るくらいの細い枝だとすぐ燃えてしまうため、今回、下段は焚き火グリルとしてはあまり活用の機会はありませんでした。

もしかすると、オガ炭やチャコールブリケットを使ってBBQをする時はいいのかもしれません。もちろん焚き火ではないので、若干趣旨からずれるかもしれません。

【次ページ】小さくても大きい焚き火台と使い勝手は同様か?

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