ルンバを日本に広めた企業が、次に注目したのはハイブリッドスマートウォッチ

■腕時計としての使いやすさと、デジタルの利便性を実感

▲文字盤の色を変えるだけで印象はガラッと変わる

そんなGLAGOM ONEを、さっそく使ってみた。はじめこそ説明書を読まないと、どう使いはじめて良いか分からなかったが、接続設定を含めて、とまどった点はない。アプリを含め、実際に使ってみると、当たり前に使いやすいのだ。

これまで様々なスマートウォッチを使ってきたが、この「当たり前に使いやすい」という製品は多くない。特に海外から持ち込まれたスマートウォッチには、説明書の日本語が分かりづらかったり、フォントがおかしいのはまだしも、漢字の誤変換があったりすることも多い。それがGLAGOM ONEの説明書は、日本メーカーが作る説明書と同等のクオリティだ。

また、他のスマートウォッチを初めて使うときに、なかなか繋げられず、不安に陥りやすいのが、スマートフォンとの接続設定。これもまた、いたってスムーズに設定できた。

といった簡単な設定を経て、丸1日間、時計を腕に着けてみた。なお、筆者の主な設定は以下の通り。

・白と黒から選べる文字盤は白にした
・6時方向に表示させられる時刻または日付については、日付を表示
・ビジネス/スポーツ/レジャー/省電力から選べるモードは、スポーツモードを選択
・「心拍数自動計測」機能をONにし、30分ごとに1度計測するよう設定
・電話の着信やSNS(Facebook/LINE/Instagram)のメッセージ通知はON
・スマートフォンから一定距離、離れると知らせてくれる紛失防止機能もON

▲設定することで、多彩なSNSなどの通知を可能にする

まずは当然のことながら、デジタルではなくリアルな2針の腕時計は、時刻を確認しやすい。腕をサッとひねって文字盤の時針と分針を見ると、瞬時と表現する以上に早く時刻が頭に入る。また、さっそく届書を書く用事があったため、日付を表示するよう設定したのも、良い選択だったなと感じた。

単に腕時計の機能だが、これらが瞬時に確認できるというのは、本当に便利だ。

だがこれだけなら、なにもスマートウォッチにする必要はない。

さらに便利なのが、電話の着信やSNSの通知が腕時計に届くこと。今やプライベートもビジネスでも、その多くがSNSでのやり取り。GLAGOM ONEで通知されるようにしておくと、スマートフォンを確認する必要がなくなる。

また、自転車に乗っている時にでも、確実に電話の着信に気が付くのだ。(普段、筆者は自転車で移動している。その際に、これまでは電話の着信に気が付かないことが多かったのだ)

また最近、少し健康管理……といえば大げさだが、歩数などを気にするようになった。GLAGOM ONEを「スポーツモード」にしておくと、ダイアルの外周部に、あらかじめ目標にした歩数の達成度がサークルバーで表示されるのだ。

文字盤をパッと見れば、時刻と日付、それに目標歩数の達成度の3つが、瞬時に確認できるということ。

▲時計を見れば、時刻と日付、目標歩数の達成度がひと目で把握できる

あまり主張しすぎないデザインと機能が好感触

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