ルンバを日本に広めた企業が、次に注目したのはハイブリッドスマートウォッチ

■あまり主張しすぎないデザインと機能が好感触

今回は試さなかったが「ビジネスモード」に設定しておけば、ダイアルの外周部に、用事のある時間をバーで表示する。どんな用事かまでは分からないが、何かの時間が近づいていることが分かるのだ。でも、どんな用事があるか分からないのが不満かと言えば、そんな不満は感じないはずだ。

なぜなら、そうとう多くのスケジュールが詰まっていない限り、今日、どんな用事があったかくらいは分かるだろう。また、この機能はスマートフォンのカレンダーと連動させるもの。本当に分からなければ、スマートフォンを確認すれば良いだけだ。

以上の機能面のほか、外観で過度なデザインがほどこされていないのが嬉しい。はじめはケースが厚すぎるんじゃないかとも思ったが、腕に着けてみれば重さもだが気にならない。なによりGLAGOM ONEなら、他の人から「あの人、スマートウォッチ使ってるんだぁ」ってバレなさそうなのが、筆者としては安心だ。

ミニマムと言いつつ、その他にも心拍数が測れたり、睡眠状況がモニタリングできたりする。これらの計測も、他のスマートウォッチで経験済み。できれば、GLAGOM ONEには、心拍計測や睡眠状況をモニタリングする意義を、高めてくれるようなアプリにしてほしかった。

他のもそうだが、まだまだ「計測できますよ」で終わってしまっているため、ユーザーが心拍数の推移表を見ても……だから何?……という感じだ。例えば心拍数や睡眠の質を計測したうえで、その日の体調の良し悪しや、精神面の状態が分かるようにしてくれないかなぁとも思う。

▲サマリーと歩数(週)が把握できるアプリ画面

 

▲睡眠の状況や心拍数もアプリで詳細が分かる

そういった要望は、今後に期待するとして、ミニマムと言いつつも、使ってみれば多彩な機能を備えているGLAGOM ONE。これで、Apple Wachのように毎日充電する必要もなく、その他のスマートウォッチのように1〜2週間で要充電ともならないというのは、好印象だ。

スマートウォッチには興味があるが、スマートフォンの代替ではなく、補助的な機能を備えていれば十分……あくまでも機能拡張された“腕時計”と言ったモデルを探している方には、有力な選択肢となるだろう。

>> 「GLAGOM ONE(グラーゴム ワン)」

 


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(取材・文/河原塚英信)

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