PRO TREK Smartを3カ月使い倒したらソト遊びが上手くなった!

■まずは基本性能をチェック!

▲バッテリー/通常使用:約1.5日、時計とセンサーのみ(マルチタイムピースモード):約1カ月(使⽤環境によって変動)

「PRO TREK Smart(プロトレック スマート) WSD-F30」(6万1000円/税別)は、気圧・方位・高度計測とGPS、さらに加速度とジャイロセンサーを内蔵したスマートウォッチ。高精細なカラー有機ELとモノクロ液晶による2層ディスプレイを搭載し、静電容量式タッチパネルを採用しています。

かなり機能を盛り盛りにしたスマートウォッチで、アウトドア愛好家から高い支持を得ているモデルになります。特に、前モデル(WSD-F20)から本体サイズを小さくし、装着感も向上。オフラインでもマップがダウンロードして使えたり、現在地を把握できたりするので、確かに登山する人は便利でしょう。

▲時計の右側に「MAP」「POWER」「TOOL」のボタンがあり、操作できます。写真の状態はモノクロ表示ですが、パワーをオンにするとカラー表示に

 

■実際に釣りで使ってみたら超便利だった

ではさっそく、どのように釣りで本機を使っていたのか。夜明け前、堤防で釣りをしていたんですが、最初はよく使い方を把握してなくて、「釣れたら時計をポチッと押せばいいんでしょ」くらいに思っていたら大間違い…。

▲「Fishing」をタップするとスタート

まずはメニューから「アクティビティ」を選び、「Fishing」のアイコンをタップしないと何もしてくれないのです(当たり前)。と、何度か釣行を重ねていると、他にも大事な機能がいっぱいあることに気が付きました。

そのひとつが、潮の満ち引きを教えてくれる機能です。GPSで現在地を設定しておけば、いまがどんな潮の状態なのか見られますし、アラームで「まずめ(魚が釣れやすい時間帯)」も教えてくれます。もちろん、魚の習性によって全部同じ時間帯に釣れるわけではありませんが、海の様子を知るのは釣りの初歩。もちろん、天気もわかるので便利。

▲ずっと狙っていた念願の「アオハタ」を堤防からゲット!

さらに、魚が釣れたら再び「Fishing」モードを表示して魚マークをタップすれば、釣った時間・現在位置・気圧をメモリーしてくれます。船などで釣っている場合は、仲間の釣果も加算しておけば、あとで振り返ったときに反省会が盛り上がること間違いなし(笑)。

▲釣果の画面で魚アイコンを「PUSH」するだけ

そして「アクティビティ」を自動アップロードする設定にしておけば、紐付けたGoogleアカウントにデータを転送してくれます(Wi-Fi下に時計があるとき)。見慣れない「kml」という拡張子がついていますが、Google Mapで表示でき、なんと釣行のルートを表示する機能が。さらに、釣れた際に魚マークをタップすれば、魚アイコンが出てきます。

なるほど、自分は船でこんなルートを通っていたのか、このポイントで釣れたのか、と俯瞰して確認できます。これがとても重要で、船だけでなく車でポイントを探している場合は、そのポイントをメモリーできるため、自分だけの爆釣エリアを記録しておけるというわけ。

ちなみに、同じマップは当然プロトレックスマートの方でも確認できます。おかげで今年は釣果に恵まれました。というのも、同じ場所に何度も行く場合、当然ながら釣れる時間帯と場所がわかっていれば有利に。

特に堤防だと、時間帯をメモリーしてくれるのが、とても役に立ちました。おそらく気圧なんかも関係してくるのでしょうが、そこを読み解くのは、まだまだ修行が必要ですね。

▲生息場所さえ分かれば、カサゴくらいならポイントを探ってチョチョイのちょい

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