人生初の“いい包丁”に刃物の町・関の「和 NAGOMI」を選んだらいろいろ“ラク”になりました

■メンテナンス性がいいステンレス

▲「三徳包丁」全長315mm、刃渡り180mm、重さ約180g。他にも「牛刀」「ペティナイフ」「パン切り包丁」などをラインナップ

包丁を新調するにあたり、いろいろ調べてみたところ、包丁って「沼」でした。気になる人はぜひ一度調べてみてください。素材好きなら楽しいと思います。

今回は、まず予算ありき。さらにそこから、どこにこだわるかがポイントになります。重視したのはメンテナンス性の良さ。プロほどの頻度で切るわけではなく、かつ毎日研ぐのはさすがに無理。むしろ、できるだけラクしたい。

そして見つけたのが和 NAGOMIの「三徳包丁」だったわけです。

公式サイトでは“プロが認める切れ味”や“優れたグリップ感”と紹介されていて、包丁としてのクオリティの高さが伝わってくるわけですが、目が止まったのが“新聞紙で数回研ぐだけで、切れ味が長持ち”という部分でした。

▲角度を15度程度にして力を入れながらミネの方向に10回ほど動かす。擦れる音がするぐらい強く当てたほうがいいらしい。カーブした先端は弧を描くように。これを両面行う

そういえば、アウトドアのナイフも新聞紙に刃を当ててザッザッと動かして研いだことあるわ! と思い出したわけです。

和 NAGOMIの場合、サイトには

硬すぎない鋼だから月に1~2度程度、新聞紙で数回研ぐだけ

と書いてあります。そう、プロが使うような硬い鋼でできた包丁は、硬いがゆえに砥石で研ぐ必要があるが、そこまで硬くないから切れ味保つのがラクというわけです。

▲刃には「440 MOLYBDENUM STAINLESS STEEL(440 モリブデン ステンレススチール)」と刻まれている

使われている素材は「440A モリブデン鋼」。要はステンレススチールにモリブデンを混ぜたモノで、錆びにくく強度や靭性(粘り強さ)があり、包丁の素材としては一般的な素材のようなのですが、そこは150年以上の歴史を誇る三星刃物。「巧みな焼入れで硬度を高め、刃先の硬さと靭性の高さを両立し、刃こぼれしくくく、鋭い切れ味が長く続く」とのこと。

▲刃先は硬い(らしい)

そういえば、ロードバイク(自転車)のフレームでも“クロモリ(クロムモリブデン)”は、カーボンやアルミと違い適度にしなるから乗り心地が良くて、しかも素材自体は丈夫(ちょい重い)だから細身のパイプにできるんだよな、ということを思い出したり。

話が逸れまくりですが、とにかく、一般的なモリブデン鋼を技術力で切れ味良く、かつメンテナンスしやすくしている、ということがわかったわけです。そういうの惹かれちゃうんですよね。

 

■切れ味はもちろん手の馴染みもイイ!

ということで、さっそく切ってみました。届いたばかりだから、当然刃はちゃんと研がれていて切れ味が良いのはわかってるんですが、使い心地も気になるじゃないですか。

これまで使っていた包丁で不満を感じていた3つの食材でお試しです。

▲新鮮なトマトの皮にもスッと刃が入る

▲グリグリ押し付けて無理やり切っていた鶏モモ肉の皮もこのとおり

▲長ネギのみじん切りではいつもネギが広がってうまく切れなかったのにサクサク

あー気持ち良い! 切れる包丁ってこんなに気持ち良いものなんですね。軽すぎず重すぎずなことも、気持ち良さにつながってるかも。そして、とにかくラク。食材を切る作業が本当にストレスだったんですが、これなら切りまくりたいかも。

天然木にコーティングを施したハンドルは、美しいカーブを描いていて手にスッと馴染みます。ハンドル部分の長さもちょうど良く手に収まるサイズ感。刃体との境目もキレイに処理されているので、刃とハンドルがひとつの塊のよう。積層模様もたまりません。こういうところの処理からも、質の良さや丁寧な仕事が伝わってきます。

そして切った後もラクラク。

▲洗って

▲拭いて水気を取ったら収納

錆びをさほど気にしなくていいメンテナンス性の良さはステンレスならではの利点ですね。

*  *  *

そして最後に、これも決め手のひとつなんですが、和 NAGOMIには、無料の「研ぎ直し券」が付いているんです。

月に1~2度の新聞紙、それでも切れ味が戻らなくなったらサンドペーパーで研いで、それでもダメなら砥石で研ぐ。でも砥石は難しい。そんなときには、パッケージの箱に入れて研ぎ直し券と一緒に送れば、研ぎ直しをしてもらえる。そう考えると、コスパいいのではないかと思ったわけです。

毎日使って、早く、重さと長さとグリップ感を体に覚え込まさなければ。

>> 三星刃物「和 NAGOMI」

<取材・文/円道秀和(&GP)>

 

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