【おひとりさまのホステル】ふくろう女将のホステルには個室もおでんもカフェもあった

「WISE OWL HOSTELS TOKYO(ワイズ アウル ホステルズ トーキョー)」は、2016年7月22日にオープンしたばかりのホステルです。

都内に住んでいてもなかなか訪れることのない八丁堀に位置するこのホステル、交差点になんだか見慣れない建物があるので目を引きます。築50年のオフィスビルをリノベーションしてホステルとして開業したそうです。

ホテルの外壁には、国内外で活躍するJun Inoue氏のウォールアートが描かれています。

「静」と「動」をイメージしたウォールアートだそうで、これが夜になると一層建物を魅力的に見せていました。

さっそくチェックインをしようと宿泊カードを記入していると、フロントに大きなふくろうが!

この子はユーラシアワシミミズクの1歳の女の子。このホテルの女将に就任しており、名刺まで持っているのだとか。外の様子を興味深く眺めており、ホステルの外を行き交う人たちも「ふくろうがいる!」と足を止めているのをこのあと何度も見かけました。

 

■相部屋だけでなく個室も完備

部屋のカードキーを受け取ったらエレベーターで宿泊フロアに移動します。

エレベーターに乗るにはカードキーでロックを解除しなければならないので、宿泊客以外の人が単独でフロアにやってくることはありません。

今回宿泊したのは、個室(2名用)のお部屋です。実は今回がホステル初体験だったので、相部屋ではなく個室を選びました。同じように、「他人と同じ部屋に泊まるのはちょっと……」と思っている人にお伝えしたいのが、「ひとりで個室、超快適!」ということ。

この個室の料金は7600円~で、10月半ばの金曜だった当日は1万円でした。都内だとアクセスがいい場所ではビジネスホテルも1万円くらいする場合があるので、許容範囲かもしれません。もちろん、2人で泊まれば半額なので、友人同士やカップルで利用すればもっとお得です。

個室には、2段ベッドと洗面台があります。決して広いとはいえませんが、寝るときに滞在するのがメインなので、あまり気になりませんでした。このホステルで注目すべきは、すべてのベッドにシモンズ製のマットレスを導入している点。程よい硬さのマットレスで、短時間でも良質な睡眠がとれるようにとの配慮から導入したそうです。

すべてのベッドに鍵付きの収納ボックス、読書灯、コンセント口、USBジャックが用意されています。このUSBジャックは電源アダプタなしでiPhoneが充電できるのでかなり便利。コンセント口は3口あり、USBジャックも2口あるので、充電するものがたくさんある旅行や出張中にうれしい仕様です。また、個室ならベッドサイド以外にもコンセントがありました。もちろん、館内では無料のWi-Fiが利用できるので、パソコンやスマホでの作業も捗ります。

個室にはスリッパも用意されています。これなら終電を逃して泊まる用意がないときでも、スリッパに履き替えてリラックスできそうです。

 

■共有のお風呂やトイレも清潔で安心

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