【おひとりさまのホステル】ふくろう女将のホステルには個室もおでんもカフェもあった

室内をひととおり確認したら、気になるのはお風呂やトイレ。これはどの部屋でも共有になっており、ようやくホステルに泊まっていたことを思い出しました。

とはいえ、シャワールームにはシャンプーとリンスが完備され、各シャワールームに設けられた更衣スペースは鍵がかけられて清潔です。トイレも新しい施設なこともありかなりきれいでした。ちなみにトイレは男女別ですが、シャワールームは男女共用となっています。

各部屋にはシャワールームの混雑具合を知らせるランプがあり、全室が埋まっていると室内のランプが点灯するそうです。夜は混み合いそうなので、これはなかなかありがたいですね。

 

■館内にはお洒落な飲食店とバーを併設

夜遊びの拠点として宿泊することを考え作られたホステルですが、館内にはおでん屋さんやバーも併設されています。

建物の地下1階にあるSound & Bar「HOWL(ハウル)」は、とにかく音響設備にこだわった空間です。

建築音響の霜田英麿、真空管アンプの小松音響研究所、飛騨の木工会社Oak Villageの協力のもと、Yosi Horikawaによるこの場所のためのスピーカー設計など、お酒だけでなく最上の音質での音楽も楽しめます。宿泊客だけでなく、一般の人も入れるので、地元の人がちょっと飲みにくる場としても使われているそうです。

また、1階には出汁をテーマに日本各地の日本酒が楽しめる「地酒・おでん・肴 フクロウ」という飲食店もあります。何を隠そう、今回は残念ながらラストオーダーの時間に間に合わず、せっかくの地酒とおでんを楽しめなかったのが最大の心残り……。

中央のカウンターはおでんの入れ物を囲むカタチになっており、海外のお客さんがメニューを見なくても指さして注文できるようにこうなったのだとか。あぁ、私もおでんが食べたかった!

 

■快適な睡眠のあとはこだわりのコーヒーを

シャワーを浴び、近所で食事を済ませ、あとは部屋でのくつろぎタイムに突入です。普段よりも早い時間にベッドに横になったのでなかなか眠れないかと思ったのですが、シモンズのマットレスの力は偉大! 気付いたら深い眠りに落ちていました。

翌朝、チェックアウト前に歩いて築地に行こうか、近くのおいしいパン屋に行こうかと考えていたのですが、目覚めたらその余裕はもうない時間……。10時のチェックアウトに合わせ、1階のロビーに降りていきます。

チェックアウトを終えて、次の予定まで少し時間があったので、館内に7~18時までオープンするコーヒースタンドでコーヒーとマフィンを買って朝食にしました。

このコーヒースタンド「WISE OWL CAFE」は、三軒茶屋の「OBSCURA COFFEE STAND」のコーヒー豆を使ったスペシャリティコーヒースタンドで、宿泊客以外も利用可能。開放的なロビーのソファに海外の人たちと並んで腰掛けて、おいしいコーヒーとマフィンをいただくだなんて、まるで海外に来たみたい! 普段ホテルに泊まるのとはひと味違った経験が、いい刺激になりそうです。

 

■相部屋は終電を逃したビジネスマンにもアリ

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