鎌倉天幕のシェルター「ハイドアウト-02」は縫い目で強度を増すんだって!

【アウトドア銘品図鑑】

鎌倉天幕は長年、超有名ブランドのテントを作ってきたニューテックジャパンが立ち上げたアウトドアブランドです。

焚き火台やファニチャーなど幅広く展開していますが、主力は鎌倉天幕という名が示すとおりテント。

なかでももっとも支持されているのが「ハイドアウト-02」(幕のみ:10万5820円、DACポール付き:12万7600円、国産ポール付き:13万6070円)。

決して安くはありませんが“高品質で修理可能”、“個性派だけど設営しやすい”モノ作りを目指していて、2024年はコティとコラボしたフォググレーモデルが評判となり即完売したのはご存じの通り。

現在は定番色のサファリベージュに加え、ブラックモデルも数量限定で発売予定とのこと。ブラックモデルお披露目会に参加し、「ハイドアウト-02」がなぜキャンパーを魅了するのか確認してきました。

 

■スタンダードでたてやすい

「ハイドアウト-02」は2本のポールで幕を突き上げるシェルターで、設営はごくごくスタンダード。奇をてらったことは一切ありません。

▲収納サイズは80×30×H30cm、重量10.5kg。ワンポールの「ハイドアウト-01」(手前)の4割増しといったところ

ゆったりめの収納バッグに幕とペグ、張り綱、そしてポール先端に取り付けるボールが収まっています。インナーは付属されていませんが、サイズ感は5〜6人就寝のファミキャン用ドームテントとほぼ同じ。

幕を広げて四隅をペグで固定します。

できるだけゆがまず、きれいな長方形を描くイメージにすること。そしてペグを固定する四隅のベルトは長さを変えられるので、中間の位置にセットしておくことがポイントでしょうか。

▲手持ちのポールを使う場合は220〜240cmを推奨

ポール先端に付属の“ボール”を取り付けて持ち上げます。先端のボールが生地のダメージを低減するというわけ。グロメットのように雨が伝ってこないのがイイ!

▲480×760×H240/220cm

残りの裾4か所と張り綱をペグダウン。バランス良く整えたら完成です。

廃番となって久しい名作、MSR「パビリオン」よりも幅・奥行きがそれぞれ50cmほど大きく、別売インナー(家族2〜3人向き)を取り付けても自転車やカヌーが余裕で収まるビッグなシェルターですが、ひとりでも設営可能。ハリのあるリップストップポリエステルを採用していて立ち姿もキレイです。

 

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