小宮山雄飛さんの“ツマミ愛”がさく裂! 新刊『ツマミ百景』発売記念イベントレポ

食楽の連載「小宮山雄飛の蕎麦呑み名店」でもお馴染み、音楽界きってのグルメ番長ことホフディランの小宮山雄飛さんが、初となる書き下ろしグルメエッセイ『小宮山雄飛のツマミ百景』(晶文社)を上梓。お酒とツマミをこよなく愛する小宮山さんならではの「独自のツマミ美学」が凝縮された一冊です。

その発売を記念し、東京・赤坂のハイブリッド居酒屋『たますけ』にてトークイベントを開催。ゲストに酒場ファンから絶大な支持を集める酒場ライター・パリッコさんを迎えて繰り広げられた、二人の濃密な“おつまみ談義”の模様をお届けします。

 

◾️酒好き二人が語る深遠なるツマミ論

 

▲「コロナ禍中に自分で書きたいと思って書き溜め、自ら持ち込んで出版に至りました」(写真左から小宮山雄飛さん、パリッコさん)

乾杯で始まったトークは、『ツマミ百景』のテーマでもある「身近で奥深いおつまみの世界」へ。旅先でおいしいものを食べたいからこそ、移動中の新幹線ではお腹を満たさないようにしているという二人が食べているものとは?

「駅弁だと量が多すぎるので、崎陽軒の“ポケットシウマイ”が定番。あれば、最近出た“ギヨウザ”を買います。ニンニクとニラが効いていておいしいんですよ」(パリッコさん、以下敬称略)

「僕はゆで卵一択。豪華なお弁当でお腹を満たさないように、ゆで卵をせせこましく食べている自分が大好きで(笑)。“牛肉どまんなか弁当”を食べている人を横目にゆで卵で過ごしている自分、偉いなと。今日も飲みに行くので、朝からゆで卵2つしか食べていないんですよ。ゆで卵と白湯、すべては夜の酒のために」(小宮山さん、以下敬称略)

「通常はおつまみと見なされないものをおつまみにする運動」を掲げているという小宮山さん。酒とツマミに対するストイックな姿勢が明かされました。

 

◾️モテ料理は「肉じゃが」から「きんぴらごぼう」へ

 

以前、友人である田中みな実さんの自宅へ遊びに行った際に出された“きんぴらごぼう”に、いたく感動したという小宮山さん。

小宮山:「そのごぼうがめっちゃ細くて。やっぱりできる女性は“ちょっとこれでも”と出すきんぴらも、こんなに細いんだと。はじめて家に彼氏を呼んだときにまず、きんぴら出したら陥落しますね」

パリッコ:「ごぼうが細いのはグッときますね。肉じゃがはちょっとあざとくて引いちゃいますけど、きんぴらいいですね」

小宮山:「他のものはそんなに作らないで、細いきんぴらごぼうだけ出しといたら、もうみんなコロっといきますよ(笑)」

 

▲デビュー30周年という記念すべき節目に上梓したグルメエッセイ『ツマミ百景』(晶文社)。カレー本や酒場エッセイなどを手がけてきた中、本書は初の書下ろし作品

◾️塩は究極のツマミ?

著書の中で「究極のおつまみはソルティドッグの塩なんじゃないか」とギャグのつもりで書いたという小宮山さん。欧米では多少つまみ感覚らしいというその塩について、先日、ラジオ番組で共演したLiLiCoさんから、グラスの縁に付いた“ソルティドッグの塩”にこだわっているという話を聞いたのだそう。

小宮山:「LiLiCoさんくらいになると、この店の塩はおいしい、これは雑だっていうところまで見る。塩の濃さや粗さにまでこだわるんですよね」

パリッコ:「塩が旨ければそこは名店みたいな感じなんですかね。あれは岩塩みたいな塩ですよね。一回、あの塩をアジシオでやってみたい」

小宮山:「アジシオいいですよね。今日のゆで卵の1つ目は塩で食べたんですが、あまりに物悲しくて、2つ目のゆで卵をアジシオで食べました。そしたらめっちゃ贅沢な気分になって。グルタミン酸って大事だなって感じました」

 

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