「日本文具大賞2023」受賞の“最新文房具”全15アイテムを総チェック【傑作最新家電と趣味/旅行/日用品NEXTベストバイ】

■従来からの「機能部門」「デザイン部門」にも新視点のアイデアが盛り込まれた製品が多数

従来から不便を感じていた部分に工夫を加えたり、新しい発想のアイディアを盛り込んだりして製品化された文具の中から選ばれる機能部門。また文具は、果たす役割もさることながら、デザインもまた楽しみの一つであり、それがそのまま機能性になっているなどデザイン性も問われるところ。

今回も両部門とも、“まさに目からウロコ!” “そんな発想があったのか!”という製品が優秀賞を受賞。そんな文具を紹介していこう。

 

<機能部門 優秀賞>

6. 押すだけでピンポイントのり付けできるテープのり

従来のテープのりは引いて使うタイプがほとんどでしたが1か所だけのり付けできるので作業効率化もできます(寺西さん)

プラス
「ノリノスポット」(本体:418円、詰替用テープ:297円)

ノートなどにメモをのり付けする時に「節約して使っている」という学生たちの声を基に開発された。用紙の角や辺へ必要な分だけピンポイントで付けることができるテープ式のり。ホチキスのように、カチッと押すだけで手軽に使える。

 

7. 準備と片付けが簡単な乾いても消えない水習字用紙

墨液を使わないので、子供の習字練習で服や周りが汚れてしまうという心配もなく、準備や片付けもラクです(寺西さん)

イージーモード
「水習字用紙」(399円)

乾くと消えてしまう従来の水習字練習用紙とは異なり消えないので、上達過程を作品としても残せる。習字初心者や高齢者に向けて、書道教室の現役先生の発想で開発された特許出願中の商品。筆に水を含ませて書くだけでハネもハライも思いのまま練習できる。

 

8. タッチペンとしても使えるキャップと短め鉛筆の組み合わせ

紙管を使ったキャップは、従来よりも芯に近い位置で鉛筆をホールドするため、落下時も芯を守ってくれます(寺西さん)

北星鉛筆
「ジーニアスペンシル」(660円)

紙製キャップの先端にタッチペン機能が付いているので、そのままスマホやタブレットのタッチペンとしても使える鉛筆。鉛筆のホールド感にこだわり、素材は紙製で軽く、環境にも配慮している。

 

9. 梱包時に軽い力でまっすぐ切れるクラフトテープカッター

コンパクトですが、安全設計と両面刃仕様で本格的な作業でも使うことができます。フリマアプリでの荷物を発送する時にも便利です(寺西さん)

デザインフィル
「クラフトテープカッター」(990円)

切り口がまっすぐ、そして軽い力で切れる両面刃仕様の特殊加工刃を採用しているので2倍長持ちする。切る時は安全カバーが自然と上方向へ持ち上がり、刃先が指にあたりにくい機能になっているので、怪我の心配も少なくした設計が施されている。

 

10. 少ない冊数の本やCD・DVDなどのケース類でも倒れない

今までのブックスタンドは隣に本やケースがないと倒れるのが当たり前でしたが、その都度押さえる煩わしさから解放してくれます(寺西さん)

LIHIT LAB.
「1冊でも倒れないブックスタンド」(1430円)

可動式ストッパーが付いているため、本やCD、DVDなどを手前側から差し込むとストッパーが上がり、両サイドが差し込んだものを保持するので、少ない数でも倒れない設計になっている。

 

<デザイン部門 優秀賞>

11. 操作時の手指の状態を徹底分析。自然な状態で入力できる

3度の傾きと階段状になったキーが右手や指にフィットして、今までの電卓になかった心地良い使い勝手です(寺西さん)

カシオ計算機
「人間工学電卓」(1万450円〜1万1000円)※サイズにより価格が異なる

日本で最初の電卓を作ったカシオ計算機が、右手の3〜5本の指を使った時に最も打ちやすいデザインを専門機関とともに徹底分析し、試行錯誤を繰り返して作り出した。従来のカタチに捉われない新しい発想の電卓。

 

12. 目に優しいカラーペーパーを使用した漢字練習用の付箋

22ミリのマス目で低学年から使用でき、子どもの集中力が維持できる4マスの付箋です(寺西さん)

+teacher
「マス目フセン “Kaketa!”」(490円)

付箋に漢字練習用のマス目が印刷されている。目に優しいグリーンの紙を使用し、1枚を短時間でやり切ることができるために達成感が湧くので、低学年の子どもでも集中力を切らすことなく漢字の書き取り練習ができる。

 

13. 使う筆記具や書き心地を好みによって2種類の硬さが選べる

開発者自身の“筆圧の強さに対する悩み”から生まれた大人の下敷きです。立っての使用も可能になっています(寺西さん)

調度
「テリュー・ザ・マットA5」(2200円)

筆記具の数だけ存在する、それぞれの書き心地。その楽しさを存分に引き出してくれる、ソフトとハードの2種類の硬さが選べる下敷き。ページを挟んで使うので、ズレや落下を防いで、しおり機能も果たしてくれる。マウスパッドとしても使える。

 

14. 読後の感想や気持ちをメーターや顔マークで残せる

1冊に本30冊分の記録ができて目標が定めやすくなっています。中紙は原料の一部に琵琶湖淀川水系の葦を使用し環境保全にも一役(寺西さん)

コクヨ工業滋賀
「読書ノート」(150円)

同社の読書好き社員が、子どもたちが本から得た知識や感じたことを記録できるように導くことができれば…、と企画。記録が積み重なって知識が増えるのと同時に、読書の意欲や楽しみも高めてくれる効果も期待できる。

 

15. “推し”コレクションに囲まれたり、持ち歩けたりする

透明ポケットによりデコレーションが見やすい作りです。推し色に合わせたカラーバリエーションの中から選べるのもありがたいですね(寺西さん)

LIHIT LAB.
「myfa コレクションスタンド L」(3960円)

LIHIT LAB.
「myfa デコレーションミニポーチ 」(1430円)

推し活に一役買ってくれる、アイドルやキャラクターに囲まれた空間を作ることができるディスプレイスタンド&ポーチ。バリエーションポケットで写真、トレカや缶バッチなど様々な推し活グッズを収納できる。

※2023年9月6日発売「GoodsPress」10月号33-37ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【傑作最新家電と趣味/旅行/日用品NEXTベストバイ】

<取材・文/松尾直俊 写真/湯浅立志>

 

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