レクサス新型「LS」が日本初お披露目!目指すは“初代の衝撃を超える”クルマ

そして、新型LSで特に注目したいのが、さまざまな高度運転支援技術です。とりわけ、アクティブ操舵回避支援機能“プリクラッシュセーフティシステム”の搭載は世界初。車体の前後左右に設置されたカメラやセンサーで、前方に飛び出してきた歩行者を検知。衝突する恐れがあると判断した場合は、ヘッドアップディスプレイに歩行者の存在を表示して警報を鳴らし、ドライバーに注意喚起します。さらに衝突の危険が高まった場合は、自動ブレーキが作動。それでも不幸にして衝突が避けられない状況になると、最後はハンドルの操舵を自動制御して、衝突を回避、もしくは被害を軽減します。

このほか、自動車専用道において車線維持と車線変更を支援する“Lexus CoDrive”や、後退時に歩行者との接触事故を防ぐ“パーキングサポートブレーキ”など、ドライバーの負担軽減や安全性の向上につながる技術がふんだんにおごられています。

先進技術開発カンパニーの伊勢清貴プレジデントは「私たちはモビリティ社会の究極の目標として、交通事故死傷者ゼロを掲げています。新型LSではセンサーを充実させたことで、クルマが周囲の状況を把握できるようになりました。そうした意味で2020〜2030年代には、交通事故はかなり減るのではないかと思います」と語り、将来へ向けての安全性向上に意欲を見せていました。

スポーツカーに匹敵する動力性能と、ラグジュアリーカーならではの静粛性・快適性、そして、高度な安全技術を融合させることで、再び、独自のアイデンティティ確立を目指す新型LS。初代モデルと同様、高級車マーケットに新しい風を吹き込む注目モデルとなりそうです。

(文&写真/増谷茂樹)


【レクサス LC試乗】単なる豪華クーペじゃない!走りも超一級の意欲的スポーツカー

吉田由美の眼★レクサス「LC」の生産現場は“ガンダム”でテンションアップ!

【試乗】“レクサス顔のランクル”じゃない!LXは高級SUVの新選択肢


トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする