すべて300万以下!手が届くヘリテージ&ヤングタイマーな中古車8台【AUTOMOBILE COUNCIL 2017】

【アンダー100万円】

■プジョー205GTI/車両本体価格80万円/原工房

1983年に誕生したプジョー205のデザインはプジョーとピニンファリーナの合作でした。GTIはそのスポーツモデルとして1984年にデビュー。スタイリングの特徴はボディに入る赤いトリムラインです。これに憧れた人も多いのではないでしょうか。デビュー当初は105psを発生する1.6Lエンジンが搭載されましたが、1988年から排気量が1.9Lになり、1989年には最高出力が120psにまで高められました。

中古車相場:70万~230万円
中古車流通量:5台
>> 原工房

 

【100万~200万円】

■フォルクスワーゲンゴルフファイアー&アイス/車両本体価格149.8万円/スピニングガレージ

ジョルジェット・ジウジアーロがデザインし、1974年に発売された初代ゴルフ。その後継モデルである2代目ゴルフは1983年にデビュー。ファンの間ではゴルフ2と呼ばれているモデルです。このモデルはドイツの映画「Fire, Ice and Dynamite」の公開を記念してゴルフのスポーティグレードであるGTI-16Vをベースに作った限定モデル。日本での発売台数はわずか20台だったそうです。GTIは走りのモデルだけに車両状態が個体によりまちまち。購入時はしっかりチェックしたいですね。

中古車相場:40万~170万円
中古車流通量:12台
>> スピニングガレージ

 

■プジョー405グリフ/車両本体価格150万円/原工房

プジョーといえばコンパクトハッチを思い浮かべる人も多いと思いますが、セダンも代々人気のあるモデルです。ピニンファリーナがデザインを手がけた405は、フラットなボンネットフードが印象的。1989年から日本への輸入がスタートし、中でも1.9L DOHCエンジン搭載のMI16が人気でした。写真の405は1993年のマイナーチェンジで排気量が2Lにアップした最終型のグリフ。この個体は前オーナーが紫外線や雨による痛みを避けるためにガレージ保管されていた超掘り出し物とのこと。

中古車相場:NO DATA
中古車流通量:1台
>> 原工房

 

■フォルクスワーゲンゴルフカントリー/車両本体価格199.8万円/スピニングガレージ

ベースモデルの最低地上高を高くしてSUV風にアレンジしたクロスポロやクロスゴルフというモデルを覚えているはず。そしてこのゴルフカントリーは、ゴルフ2を最低地上高をアップしたモデル。クロスポロやクロスゴルフはFFだったのに対し、ゴルフカントリーはゴルフの4WDモデルであるシンクロがベースに。リアの背面タイヤやステップ、そしてフロントのプロテクターがヘビーデューティーな雰囲気を醸し出しています。もともとの輸入量が少ないこともあり、とても希少なモデルです。

中古車相場:NO DATA
中古車流通量:--
>> スピニングガレージ

 

【200万~300万円】

■ボルボ240エステート CLASSIC/車両本体価格228万円/ボルボ・クラシック ガレージ

ボルボ・カー・ジャパンは、クラシックなボルボに乗り続けているオーナー、その時代のボルボに乗りたいという顧客のために「ボルボ・クラシック ガレージ」を展開。オートモビルカウンシルでは、写真の240エステートや780セダンを展示していました。240エステートをはじめとするFR時代のエステートは、1980年~90年代初頭に大ブームに。中でも赤のエステートはフォトグラファーや広告代理店のクリエイターがこぞって乗っていました。昨年『アメトーーク!』で放送された「旧車芸人」では、ボルボ240に乗ったジャルジャルの後藤さんが他の芸人からいじられまくっていました。FR時代ならではの重厚感あるボディ、大きな荷室ウインドウ、そして広い荷室などは、懐かしさと味わい深さがあると思いませんか?

中古車相場:30万~300万円
中古車流通量:61台
>> ボルボ・クラシック ガレージ

 

■フィアット500L/車両本体価格228万円/ワールドヴィンテージカーズ

1957年にデビューした2代目フィアット500(ヌォーヴァ500)は、イタリアの大衆車として長く愛されたモデルで、イギリスのミニ、ドイツのフォルクスワーゲンタイプ1(ビートル)とともに世界中に多くのファンがいます。日本では映画『ルパン三世 カリオストロの城』で一気に有名に。デビュー時はドアが前開きでしたが、1965年に後ろ開きに変更されました。搭載エンジンは空冷直列OHV2気筒。排気量は500cc。ボディは小さくても大人4人が乗れるパッケージングは秀逸。500Lはフロントバンパーの上にバンパーガードが付けられているのが特徴です。

中古車相場:140万円~
中古車流通量:10台
>> ワールドヴィンテージカーズ

 

■シトロエン2CV AZL/車両本体価格290万円/アウトニーズ

1948年のパリサロンでお披露目され、その後1990年まで製造された2CV。もともとは農業を営む人たちのために作られたモデルで、開発時には「50kgのジャガイモを載せて走れる」「荒れた路面を走っても積んでいる生卵が割れない」などの条件が出されたといいます。実用性を重視しているため、ドア枚数は4枚に。エンジンは空冷の水平対向2気筒が搭載されました。2CVの中でも有名なチャールストンは1980年に登場。2CVは『ルパン三世 カリオストロの城』にも登場しています。クラリスがウエディングドレス姿でカリオストロ伯爵の手下から逃げるシーンで乗っていましたね。

中古車相場:90万~
中古車流通量:14台
>> アウトニーズ

 

■フォルクスワーゲンゴルフカブリオレクラシックライン/車両本体価格299.8万円/スピニングガレージ

初代ゴルフに設定されたカブリオは、第二世代にバトンタッチした後も継続販売されます。そして1992年、最終限定車となるクラシックラインが発売されました。ボディカラーはグリーン、ブルー、ワインレッドの3色で、すべてメタリックに。インテリアには本革が奢られています。クラシックラインは人気が高く、もう10年以上、中古車相場が下がる気配がありません。さらに現在はタマ数が減ってきているので、今後は相場が上昇することが避けられないでしょう。スピニングガレージが展示したクラシックラインは走行わずか1.4万km! 前オーナーが革シートがヤレるのを嫌がり、ずっとシートカバーをつけて乗っていたそうです。さらに雨天未走行という信じられない個体。こんな中古車は今後出てこないかもしれません。

中古車相場:60万~
中古車流通量:8台
>> スピニングガレージ

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■ヘリテージカーは信頼できるショップで買うのが鉄則

ヘリテージカーやヤングタイマーなモデルに憧れていても、「もし壊れたら…」と考えて二の足を踏んでしまう人もいるはず。もし勇気を出して旧車デビューするなら、まずはWEBや雑誌を見て信頼できる専門ショップを探すことから始めましょう。古いクルマには独特の癖やトラブルが出やすい場所が存在することが存在することが多いもの。それらを熟知し、適切なアドバイスをくれる「主治医」がいれば、もしものときも安心できますよね。また、80~90年代のクルマでもパーツによっては入手が困難なものが出てきていると耳にします。独自のネットワークを張り巡らせている専門ショップなら、そのあたりでも力になってくれるはずです。

 

※ここで紹介したモデルはすべてオートモビルカウンシル2017に出品されていたもので、現在は売却済みとなっている可能性もあることをご了承ください

 


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(取材・文/高橋満<ブリッジマン>)

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