■ダイキンのエアコン「うるさら7」はAIで湿度をコントロール
安蔵：同じくダイキン工業のエアコン「うるさら7」も体験してきました。新うるさら7は、温度だけでなく湿度をコントロールする「AI快適自動」を搭載しました。
▲ダイキン工業の新エアコン「うるさら7 Rシリーズ」
奈津子：最近は多くのメーカーがAI（人工知能）を搭載していますが、そのアプローチがそれぞれに違うのが面白いですね。
安蔵：そうなんですよ。日立の「くらしカメラAI」は在室時間によって異なる人の体感温度を予測しますし、三菱電機の「ムーブアイmirA.I.」は少し先の部屋の温度と湿度の変化を予測します。パナソニックの「エオリアAI」は空気の汚れ具合を予測して事前に空気清浄機能をスタートするという、他社とはかなり違う機能を載せています。ダイキンの「AI快適自動運転」の場合、他社にはない「加湿機能」を搭載していることから、温度だけでなく湿度も快適にコントロールするのが大きな特徴になっています。
奈津子：床や壁の温度を検知して変化を推測し、ユーザーの好みの温度や湿度を学習しながらそれに合わせて温度、湿度、気流のすべてをコントロールするそうです。
▲新うるさら7 RシリーズはWi-Fiを内蔵しており、スマートフォンアプリ経由で遠隔操作したり、動作状況を確認したりできる
安蔵：運転停止30分前の温度を7回記録し、それを平均したものをユーザーの好みとして認識するそうです。家族が使うリビング向けモデルなので、3回や5回だとデータがぶれやすく、10回までは必要ない。7回が家族全員の平均を出すのにちょうどよかったそうです。
（取材・文／安蔵靖志 奈津子）
あんぞうやすし／IT・家電ジャーナリスト
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。総合情報サイト「日経トレンディネット」、「NIKKEI STYLE」などで執筆中。KBCラジオを中心に全国6放送局でネットしているラジオ番組『キャイ～ンの家電ソムリエ』にも出演中。
なつこ／女優・タレント
ドラマ、CMの出演多数。「家電アドバイザー」資格を取得し“家電女優”として雑誌、webメディアなど活動のフィールドを広げて活躍中。TOKYO FM「Skyrocket Company」レギュラー出演中（火曜18時〜）。instagramは 「natsuko_kaden」、Twitter「natsuko_twins」
