焚き火回りの不便を解決!拡張性抜群のベルモント「アイアン薪ラック」【アウトドア銘品図鑑】

■組み立て

収納サイズは590×280×90mm、重量3.8kgで収納袋付き。収納袋は、「アイアンラックPLUS」もいっしょに入れておけます。

まず、畳まれているスタンド部分を広げます。

棚板の裏にはストッパーとなる棒が付いていて、スタンドから棚板がずれ落ちないようになっています。写真はわかりやすいようひっくり返していますが、棚を載せるとカチッとハマるので棚とスタンドをわざわざひっくり返して取り付ける必要はありません。

完成! 素材は鉄ですが、カオチン電着塗装がなされていて、耐食性・耐湿性が高く、防さび効果バツグン。隅々まで均一に塗装されているのがうれしいですね。

 

■機能

今回用意した薪は29cm。キャンプ場で手に入る薪は40cm弱の長さが多いので、少し短いものでした。製品の奥行きは280mmなのでちゃんと薪が載るか心配でしたが、薪を載せる棚は内側に入っているので棚の奥行きは250mm程度。余裕で薪を載せられます。

また、薪を置くスペースは上にいくほど広がっているので、ただ薪を載せるだけで薪と薪の間に自然に空間が生まれ、湿気がたまりにくくなっています。

脚をよく見るとキャップで覆われています。焚き火アイテムは屋外での使用が前提ですが、最近は自己責任で大型コットンテント内に薪ストーブをインストールするキャンパーも見掛けます。それに、この製品は薪を保管する薪スタンドではありますが、テーブルとしても優秀で、テントやシェルターの中での使用は大いに考えられるので、フロアを傷めにくいという配慮が見られます。

また、パッと見では脚がすぼまっていて不安に思えますが、よく見ると接地面は大きく外側に広がっているので思いのほか安定性はあるんです。

拡張方法はとてもシンプル。棚板には横棒が付いているので、ここに「アイアンラックPLUS」の脚についた横向きのパイプを差し込むだけ。

棚がもう一段増えました。鉄製の棚板は1枚に付き耐荷重30kg、ラックは耐荷重40kg。熱々のダッチオーブンをそのまま載せても大丈夫です。棚板の高さは300mmに統一されているので、ローチェアやダイニングチェア、ベンチに座ったまま手を伸ばしやすい高さでもあります。

もう一段追加したくなりますが、ラックの耐荷重と安定性を考えるとここまでにしておきましょう。

アイアン焚火スタンドとともに自分だけの焚き火空間を作れるのが楽しいですね! 真夏のキャンプなど、焚き火をしないときは調理台としても役立ちそうです。

ちなみに「アイアン焚火スタンド」はカオチン電着塗装ではなく耐熱塗装。2段階に高さを変えられて、ほとんどの市販焚き火台に対応できます。ゴトクが付いていない華奢な焚き火台でも、思う存分焚き火料理ができます。

また、棚の端っこがコの字にへこんでいるので、棚板が大きくズレてスタンドが倒れる心配がないこともポイント。

▲直火だとちょっと背が高いので、焚き火台を利用したほうがいいかも

アイアン製品はかっこいいけれど、ちょっと移動させるときにバランスを崩しやすいのが難点です。その点、ベルモントのアイアンシリーズは簡単に崩壊しないストッパー付きで、安心して使えるし、拡張性が高く、薪スタンドの上に棚が2段作れ、区画サイトでも縦方向に整理整頓できるのがメリットです。

焚き火が楽しい季節はすぐそこ。

グッドルッキングで整理上手になれるアイアン薪ラックで、ちょっとオシャレな焚き火ライフを楽しんではいかがでしょうか。

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(取材・文/大森弘恵)

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