◾️出会いはヴァイスビアとともに
筆者がショーマッカーと出会ったのは、日本での輸入ビール・地ビール文化が黎明期だった約20年前。ヴァイスビアイベントで店主・清水氏が持参したプレッツェルと、ドイツパンに衝撃を受けました。サワー種と国産小麦によるねっちり食感と、ふくよかに広がる酸味と甘みに虜になったことを覚えています。東急目黒線ユーザーになって再訪するようになり、今ではすっかり生活圏の“頼れるパン屋”になりました。
▲「プレッツェル」250円(税込)。ややハードな歯触りともっちりした噛み応えの絶妙なコントラストはビールとの相性バツグン!
ドイツパンのイメージは酸っぱくて硬い――。これはサワー種に含まれる乳酸菌・酢酸菌が自然に生み出す保存性の賜物。『ショーマッカー』では本店にならってBIO(ドイツのオーガニック認証基準)素材も取り入れているため、“安心できる食事パン”と言えます。そして硬さも酸味もマイルドで、噛むほどに旨味がじんわりと広がります。シンプルなライ麦パンは食卓の万能選手で、毎日でも飽きのこない味わいです。
▲「ヴァルヌス」250円(税込)
もうひとつの推しは、ドイツ産無農薬ライ麦100%の「ヴァルヌス」。クルミの香ばしさとレーズンの甘酸っぱさがライ麦の酸味とベストマッチしたパンです。 初めての方には、プライスカードに記載の“ライ麦比率”を参考に。最初に「メアコンブロート」や「パーティクランツ」(いずれもライ麦30%前後)から入り、徐々に高比率のパンへ進むとドイツパンの奥深さを実感できます。
なお、プレッツェルのみ国産小麦100%。少し変化球を試すなら、ドイツ産古代小麦100%のディンケルブロートもおすすめです。
素材と酵母の滋味深さが魅力の『ショーマッカー』はビールにも合い、食卓を豊かにしてくれる本格ドイツパンの名店。大岡山で本場仕込みの味をぜひ体験してみてください。
▲「ディンケルブロート」はハーフサイズ550円(税込)もあり
Schomaker(ショーマッカー)
大岡山駅北口から徒歩5分
>>ホームページ

クワハラすえぞう|地方創生食文化大使・フードアナリスト。日本文化をフィーチャーした飲食物の魅了され、主に和素材を中心とした美食を発掘するために日々食べ歩き中。
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