機械式時計に一度は憧れるものの、いざ探すと「普段使いに気楽な1本」がなかなか見つからない、そんな経験はありませんか。数万円台でも選択肢はありますが、スポーティで普段使いしやすく、なおかつ文字板にちゃんと個性がある1本となると意外と悩ましいところです。
そんななかで目に留まったのが、カシオのEDIFICE(エディフィス)から2026年7月に登場する自動巻きの新シリーズ「EFK-200」。エディフィスはモータースポーツの世界観を軸にしたカシオのメンズウオッチブランドで、掲げるコンセプトは“Speed & Intelligence”。その哲学を、無骨さではなく素材と佇まいで表現してきたのが今回の新作です。
■文字板には高級スポーツカーにも使われる“フォージドカーボン”
▲「EFK-200XPB-1AJF」
いちばん惹かれたのがシリーズの旗艦にあたる「EFK-200XPB-1AJF」(7万4800円)の文字板。ここに使われているのが“フォージドカーボン”という素材。炭素繊維を樹脂で固め、高温高圧で成形した複合素材で、航空宇宙分野で生まれ、いまは高級スポーツカーのパーツにも使われています。

面白いのは製造工程で生まれるマーブル模様がひとつずつ違うこと。つまり、同じモデルでも文字板の表情が一点ずつ違うため、量産品でありながら手元の一本に個体差の愛着を持てるというわけです。
ケースにもフォージドカーボンを採用し、ローズゴールドのアクセントを効かせたオールブラックの装い。バンドは着脱しやすいプッシュ式のバタフライバックル仕様です。
■38mm級のコンパクトケース。自動巻きなのに81gと軽い

サイズ感も現実的。ケース径は38.8mm(メタルバンドのモデルは38mm)といまの流行に対してむしろ小ぶり。多面カットのベゼルが光を拾い、緩やかな稜線を描くケースはスポーティというより端正な印象です。
そして質量は81g。カーボンケースの恩恵で自動巻きの機械を積みながらこの軽さに収まっています。10気圧防水に加え、風防には傷に強く透明度の高いサファイアガラスを採用。普段使いで気兼ねしにくい仕様もひととおり押さえています。
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