■現状の「新基準原付」対応モデル5車種。どれがお得?
ここからは、現状の「新基準原付」対応モデルについて紹介します。現状でホンダ・ヤマハのみが対象モデルを発売していますが、なんと合計で以下の5車種しかありません。
▲「新基準原付」対応モデル、ホンダ・Dio110Lite(画像ホンダ)
・ホンダ・Dio110 Lite
税込で24万円を切るコストパフォーマンスの良さで注目を浴びるモデル。肝心の出力は5.0馬力(3.7kW)に留めている一方、トルク性能が高く、坂道を登る力・発進時の加速力に長けており、スムーズに走れるのが特徴です。
▲「新基準原付」対応モデル、ホンダ・スーパーカブ110Lite(画像ホンダ)
・ホンダ・スーパーカブ110 Lite
お馴染みスーパーカブの「新基準原付」対応モデル。出力を4.8馬力(3.5kW)に抑え、前輪にディスクブレーキなどを搭載した一方、旧式のスーパーカブ50よりも10万円ほど高い税込34万円強となっています。
▲「新基準原付」対応モデル、ホンダ・スーパーカブ110プロLite(画像ホンダ)
・ホンダ・スーパーカブ110 プロLite
ホンダ・スーパーカブ110 Liteと同じ4.8馬力(3.5kW)の配達・輸送能力に特化させたモデル。スーパーカブ110 Liteのシンプルな構成に対し大型リアキャリア、大型バスケットなどを装備したことで税込38万5千円とやや割高に。
▲「新基準原付」対応モデル、ヤマハ・JOG ONE(画像ホンダ)
・ホンダ・クロスカブ110 Lite
人気のクロスカブシリーズの「新基準原付」バージョン。4.8馬力(3.5kW)の出力でありながら、シリーズ共通のパーツをふんだんに流用していることからか、その価格は税込40万円強。原付二種モデルのクロスカブ110(税込41万強)との価格差がわずか1万円強であることを思うと、「新基準原付」モデルは少々割高に感じてしまうのも正直なところ。
▲「新基準原付」対応モデル、ヤマハ・JOG ONE(画像ホンダ)
・ヤマハ・JOG ONE
ヤマハ製スクーターの代表モデル、JO・の「新基準原付」対応モデル。税込26万円弱で、4.8馬力(3.5kW)。ヤマハ製スクーターならではの乗り味にこだわる人には良いモデルと言って良いでしょう。
■「新基準原付」のルール・車種をしっかり把握して乗るべき1台を!
現状の「新基準原付」対応モデルは以上の5車種になりますが、各車種に強いこだわりがない場合は、コストパフォーマンス・馬力面ではDio110Liteが最も良いモデルように思います。一方、より深く調べれば他の車種にも優れた特徴や個性があるのも事実で、この優位性の違いは「乗る人」個々に変わってくるものと思います。
▲コスパの良さと馬力面ではホンダ・Dio110liteが一番?
ただし、施行から1年以上が経過した今も、「新基準原付」対応モデルは個々に関するニュースが少ないことを見るに、今はまだ「新基準原付」自体が普及に至っていないのだろうとも思います。
確かに「新基準原付」には注意点・デメリットなどもありますが、価格差・車格の大きさなどを除けば、従来の50ccよりもメリットもたくさんあります。「原付免許」「普通自動車免許」で「バイクに乗りたい」と思う人は、これらのルール・車種ごとの特性などの情報をしっかり把握した上で、乗るべき「新基準原付」対応モデルを絞り込んでみてください。
<取材・文/松田義人(deco)>

松田義人|編集プロダクション・deco代表。趣味は旅行、酒、料理(調理・食べる)、キャンプ、温泉、クルマ・バイクなど。クルマ・バイクはちょっと足りないような小型のものが好き。台湾に詳しく『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)をはじめ著書多数
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