Q1：毎日の洗濯を少しでも楽にする方法はある？
洗剤を入れたり汚れた衣類を分けたりしなければならない洗濯は、なかなか手間が減らせない家事のひとつ。毎日の作業を少しでも減らす方法はない？
【回答者】
家電＋ライフスタイルプロデューサー
神原サリーさん
新聞社勤務、フリーライターを経て独立。広尾にキッチンを備えた家電アトリエを構える。家電分野を中心に幅広い媒体での執筆や商品企画、コンサルティングなどを手がける。テレビ出演も多数
A1：洗剤自動投入とスマホ操作で好きな時間を選んで楽々洗濯！
衣類を分けて、洗剤を入れて、運転終了後には取り出して…と洗濯は何かと手間がかかる。洗濯乾燥機なら干す手間は省けるが、それでも家族が多く洗濯回数が増えがちな家庭は、細かな作業が積み重なって時間を取られてしまう。そんな時短に向かない洗濯も、最新の洗濯乾燥機を使えば「着実に手間を減らせるようになる」（神原さん）という。
「一昨年、液体洗剤や柔軟剤の自動投入機能を備えたモデルがパナソニックから登場し、その後、他社も同様の機能を採用してきました。些細なことですが、毎回の手間を考えると確実に便利。きれいに洗い上げるにも正確な量の投入は大切です」
また、ロボット掃除機などと同様にスマホ連携機能を備えたモデルも増えている。
「スマホアプリを使えば外出先からでも運転できますし、帰宅時に運転を終えるよう設定するなど、時間を柔軟に使えます。洗い上がってすぐに干せば嫌な匂いを防げますし、乾燥直後に取り出せればふわっとした感触を残したまま畳めるので、仕上がりにも影響するのです」
さらに日立の最新モデルは、スマホアプリでの洗剤自動注文にも対応する予定。買い物の手間も減り、少しずつだが確実に時短できるようになっている。
1. 洗濯から乾燥、洗剤注文までトータルで着実に時間を短縮
日立
「ビッグドラム BD-NX120E」（実勢価格：41万円前後）
液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能とスマホ操作に対応したドラム式洗濯乾燥機。タンク容量は洗剤が1リットル、柔軟剤が700mLで、詰め替えパックを丸々投入可能。AIが洗濯状況を見極めて、賢く洗う機能も備える。洗濯容量12kg、乾燥容量6kg。
▲ “風アイロン” や “スチームアイロン” コースなど、衣類のシワや臭いの軽減と時短を両立する機能も充実している
▼外出先からでも時間や洗濯コースを細かく設定できる！
スマホアプリは外出先からの運転やタイマー設定に対応。生活シーンや衣類に合わせて簡単に運転コ ースを選べたり、天候に合わせたアドバイスも確認できる。
▼洗剤の自動注文ももうすぐ実現！
12月には「Amazon Dash Replenishment」に対応予定。洗剤などの容量が少なくなると、指定済みの銘柄の洗剤を自動注文してくれるようになる。
2. おしゃれ着洗いも家族ごとの調整もスマホ操作で簡単設定
パナソニック
「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX900A」（実勢価格：41万円前後）
洗剤自動投入やスマホ連携に加えて、約40℃でつけ置きして衣類の黄ばみを除去する機能やタオルをやさしく洗い、ふんわり乾かす機能を搭載。約60 ℃の温水でスチームを発生させて槽を洗浄する機能も備える。洗濯容量11kg、乾燥容量6kg
▲大型のカラータッチパネルを備えていて、コース選択や細かな設定もわかりやすい表示を見ながら操作できる
▲専用アプリは外出先から仕上がり時間の設定や変更が可能。こだわりの洗濯行程を登録し、本体に反映させる機能もある
3. AIのアドバイスや自動メンテ機能で毎日スマートに洗濯
シャープ
「プラズマクラスター 洗濯乾燥機 ES-W112」（実勢価格：32万円前後）
独自のクラウドサービス「COCORO WASH」と連携し、 AIによる洗濯アドバイスや、対応する冷蔵庫から洗濯機の運転終了を知らせる機能を搭載。乾燥フィルターやダクトの自動掃除機能も備え、手入れの手間も減らせる。洗濯容量11kg、乾燥容量6kg
▲専用アプリでは、運転状況や終了予定時間に加え、天気情報に連動した洗濯アドバイスも確認できる
▲衣類や汚れに合わせた最適な洗濯コ ースをアプリで確認でき、その設定を洗濯機に送信することも可能
4. 洗剤銘柄を指定していつでも最適な使用量を投入
東芝
「ZABOON TW-127X8」（実勢価格：33万円前後）
直径1μm未満のナノサイズの泡を作り出し、洗剤の力を引き出してしっかり汚れを落とすモデル。液体洗剤約1リットル、柔軟剤約700mLと大容量の洗剤自動投入タンクを備え、スマホから洗剤銘柄の登録も可能だ。洗濯容量12kg、乾燥容量7kg
▲専用のスマホアプリでは、遠隔操作や運転状況の確認が可能。洗濯槽の洗浄時期や洗剤の残量が少なくなった時も通知してくれる
▲部屋干し臭を抑え、洗濯後の雑菌増殖を防止するAg＋抗菌水を発生させるユニットを内蔵。衣類の気になる臭いを減らす
■単機能モデルでも洗濯や衣類ケアの時短に貢献！
▼専用洗剤で衣類に合わせた最適な洗い上がりを実現
ミーレ
「W1 洗濯機 WCI 660 WPS」（41万8000円）
液体洗剤自動投入システムや専用のスマホアプリに対応した洗濯機。独自のハニカム形状ドラムで、衣類をやさしく洗い上げる。アイロンがけの手間を減らすプレアイロニング機能も搭載している。洗濯・脱水容量9kg
▲カプセル式の専用洗剤と柔軟剤を使用。衣類に合わせて洗濯中の適切なタイミングでふたつの洗剤を自動投入してくれる
▲専用アプリは、リモートコントロールやプログラム選択、タイマー設定、機器の状態チェックなどに対応している
▼スチームと振動でニオイやホコリ、花粉をケア
LG Electronics
「LG styler S3WF」（実勢価格：16万8000円前後）
スチームで衣類の臭いやシワ、花粉、雑菌などをリフレッシュする新機軸の家電。アロマフィルターで衣類に好きな香りも付けられる。 Wi-Fi機能を搭載し、外出先からの操作にも対応。仕上がり時間もスマホで確認できる。
▲スーツやコート、ニット、寝具、ベビー用品など、さまざまな衣類に対応。コースや仕上がり状態などを細かく設定できる
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本記事の内容はGoodsPress12月号32-33ページに掲載されています
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