大人の街時間を豊かにする上質なワードローブ10選【ラグジュアリー銘品リスト】

高いモノには“理由”がある。希少な素材、職人の手仕事、使うほどに深まる満足感。価格だけを見れば驚くかもしれない。けれど、その背景を知れば納得し、手に取れば、さらに欲しくなる。大人の物欲を刺激するラグジュアリーな上質プロダクトを厳選した。

*  *  *

<Part.1 街へ出かけよう>

休日の街歩きこそ服装の差が出る。ジャケット、シャツ、靴まで、何気ない外出を格上げしてくれるのは、仕立てや素材に理由のある銘品だ。気負わず着られるのに、佇まいはきちんと上品。ランチへ、買い物へ、ホテルのラウンジへ。大人の街時間を豊かにする上質なワードローブがここに。

1. 本格的なナポリ仕立てを、既製で味わえる最高級ジャケット

ディージーピー
「ウールシルクリネン チェックジャケット」(29万7000円)

『若い世代にもオーダーの魅力を知ってもらいたい』というストラスブルゴの想いから始まったプロジェクトです。ナポリのファクトリーで仕立てたジャケットは、まるでオーダージャケットのような着心地を味わえます(ストラスブルゴ プレス 安次嶺時生さん)

ナポリの名門サルトリア、サルトリア ピロッツィの既製服ラインとして誕生した「DGP」はストラスブルゴのみで展開されるコレクションだ。今シーズンの注目株はウール、シルク、リネンをブレンドしたチェックジャケット。ナポリのサルトリアらしい軽やかで柔らかな着心地を備えながら、独自のパターン技術により、端正でシャープなシルエットを実現。後ろ姿までスマートに見せる構築的なフォルムが魅力的だ。コンパクトなアームホールながら可動域も広く、快適な着心地を味わえる。

▲背中のラインを美しく見せる立体的なパターンが特徴。コンパクトなアームホールで端正な見た目を保ちながら、腕の可動域も確保している

2. ナポリの色気と品格を宿す、イタリアンカラーシャツの王道

ルイジ・ボレッリ
「ニシダ シャツ」(5万3900円)

第2ボタンの位置が他のシャツに比べて低いため、首元を開けると、襟の返りが美しく決まります。鎖骨から首筋にかけて、ナポリシャツらしい色気を演出してくれる一枚です(ルイジ・ボレッリ トーキョー青山店 ストアマネージャー 豊田和徳さん)

イタリアの高級シャツといえば、真っ先に名前が挙がるのが、ナポリの「ルイジ・ボレッリ」。特にブランド創業初期から存在する衿型「ニシダ」を採用したこのモデルはその醍醐味を味わえる一枚だ。ナポリ近郊の島に名がつけられた衿型はイタリアンカラーとセミワイドカラーの要素を併せ持ち、ノータイでもタイドアップでも美しく決まる。素材はコットンとリネンを混紡したポプリンで、さらりとした肌触りと涼しげな風合いを備える。コンパクトながら適度なゆとりを持たせたEVボディにより、動きやすさと美しいシルエットも両立する。

▲価格の理由は、見えない部分にまで手間を惜しまない縫製にある。肩まわりのイセ込みや後付け袖や手縫いのボタン付けなどハンド工程は8カ所に及ぶ

3. 都会の機能美を体現した漆黒の万能バックパック

ヴァレクストラ
「アソルート バックパック」(37万4000円)

バックパックの前面には、着物から着想を得たオリガミ風の合わせを取り入れたジップ式ポケットを装備しています。プレミアムな素材と機能、デザイン性を高次元で融合させた大人のバックパックです(スタイリスト 若梅)

高価なバックパックを買うなら、オンオフ兼用できるものがいい。ならば、余分な装飾性を削ぎ落としたミニマルデザインを旨とするミラノの名門に注目だ。都市生活者に向けた「アソルート バックパック」は、コレクション名の由来である“アブソリュート ブラック(絶対的な黒)”を体現するモデル。カーフスキンのハンドル、Vラインのロゴ、ファスナーの持ち手までブラックで統一する。素材には軽量かつ丈夫な再生ナイロン繊維のエコニールと上質なカーフスキンを使用。ヴァレクストラ流の機能美を味わえるバックパックだ。W34×H48×D11cm

▲背面にはブランド名の頭文字であるVを思わせるパッド構造を配置。衝撃吸収性を備えた背面パネルにより、PCやタブレットを持ち運ぶ日常使いにも安心感がある

4. 誕生80周年を迎えた名作を、希少なアリゲーターレザーで

ジェイエムウエストン
「シグニチャーローファー #180」(90万2000円)

アリゲーターレザーは希少で、近年は良質なエキゾチックレザーの入手がますます困難になっています。さらに手作業を含む180もの工程を経て製作されるため、大量生産が難しいことも価格の理由です(ジェイエムウエストン・ジャパン株式会社 PR担当)

ジーンズによし、スラックスにもよし。そんなローファーはワードローブの頼れる存在だ。中でもフランス靴の名門「ジェイエムウエストン」の「シグニチャーローファー #180」は、その頂点ともいえる一足。既製靴でありながら、ひとつのサイズに対して最大6つのウィズを展開し、足に合うフィットを選べる点もこのモデルならでは。本作はそんなブランドの象徴的モデルを希少なアリゲーターレザーで仕立てた特別仕様だ。エキゾチックな斑紋とクラシックなコインローファーの端正なデザインが相まって圧倒的な存在感を放つ。

▲光沢のあるアリゲーターレザーは華美に映りがちだが、このモデルではマットな風合いのレザーを使用しているため、着こなしにも取り入れやすい

5. 美脚パンツの名手が放つ、脚を細く長く見せる美脚チノ

インコテックス
「コットンツイル テーパード フィットパンツ『ZR541T』」(5万600円)

脚がすっきり見えるのに、はき心地はリラックス。そんな絶妙のバランスを実現するためにミリ単位でパターンを調整し、ディテールも作り込んでいます(コロネット マーケティング部 広報課 川﨑貴史さん)

美脚パンツの代表格といえば、スローウエア傘下のイタリアのパンツ専業ブランド「インコテックス」。豊富なモデルが揃うが、休日のお出かけからビジネス使いまで視野に入れるなら、チノ感覚で穿ける定番モデルが打ってつけ。ほどよい厚みとハリのあるコットンツイル生地はジャケットからポロシャツ、Tシャツまで合わせる服を選ばない。さらにワタリから裾にかけて徐々に細くなっていくテーパードラインが脚をすっきり長く見せてくれる。ドレスパンツ由来の上品さとカジュアルパンツのリラックス感を兼ねそなえた“使える”一本だ。

▲プリーツによって腰まわりにほどよいゆとりを確保。見た目のアクセントになるだけでなく、お腹まわりを自然にカバーし、座ったときの窮屈さも軽減してくれる

【次ページ】休日の服選び、もう迷いません

この記事のタイトルとURLをコピーする