プロの料理研究家が伝授。自宅で簡単! 「ほったらかし」調理家電で手軽に背徳メシを!

2. 液体ラードの底なし沼!「豚脂100%アヒージョ」

【材料(1人前)】
・豚脂(背脂):300g
・えび:8尾
・マッシュルーム:4個
・ベーコン:100g
・ニンニク:1個
・塩:ひとつまみ
・鶏ガラスープ:少々
・鷹の爪:3本
・締めのラーメン:1玉

アヒージョといえばオリーブオイルを使うのが一般的ですが、本メニューはその常識を覆す、豚脂100%を使用。「ホットクック」を使って生の豚脂からピュアなラードを抽出し、その脂の海の中にエビやニンニクを沈めていきます。ベーコンの旨味と鶏ガラスープのコクが融合した、オリーブオイルを拒絶する特濃のコクが堪能できるのです。

▼背脂を細かく刻んでクッカーへ

まずは豚の背脂を細かく包丁でカットし、「ホットクック」の内鍋へ投入します。焦げ付きを防ぐために、自動で具材をかき混ぜてくれるまぜ技ユニットを装着しましょう。煮込みモードを選択し、時間は1時間半にセット。野島氏も「ホットクック」に対し、「ラードは強火でやると焦げてしまいやすいので、自動で混ぜる機能が本当に役立ちます」と太鼓判。

▼抽出されたラードの海へ具材を投入

1時間半後、クッカーの内鍋の中には黄金色の液体ラードがなみなみと出現! 脂が出きったら残った個体の豚脂を取り出し、カットしておいた具材と調味料をすべて投入します。具材は大きめにザクッと切ることでジャンクな雰囲気を強化。ここからは弱火の混ぜない煮込みモードに切り替え、さらに10分間加熱。

▼完成!

完成したアヒージョは、口の中でベタつかずにスッと溶けて驚くほどキレの良い旨味が広がります。というのも、ラードの融点が約33~40度で人間の体温に近く、口に含んだ瞬間に溶けるため牛脂のように口の中にベッタリと残る重さがないから。また、オリーブオイル特有の青臭さや苦みもなく、マイルドでキレが良い味に仕上がるのです。「体にはあまり良くなさそうなものの、不思議と後味はすっきり。いつものアヒージョよりも旨味が強くて甘ささえも感じます。シメには中華麺をぶち込んで、ギトギトの油そばにするのが最高!」(野島)。一滴も残さず脂を堪能しましょう。

<今回使用したほったらかし調理家電!>

シャープ
「ヘルシオ ホットクック KN-HW24G」(実勢価格:4万5000円 ※編集部調べ)

食材を入れてボタンを押すだけで火加減からかきまぜまで全自動で行ってくれるシャープの「ホットクック」。煮込み料理や無水調理はもちろん、今回の背脂の加熱のように焦げ付きやすくて張り付いて見ていないといけない調理でも大活躍します。普通の鍋ではつきっきりで監視しなければ難しかったラードの自作を、完全にほったらかしで安全にやってのける頼もしい1台です。

内鍋のフッ素コート加工やシンプルな操作液晶パネルなど使いやすさを追求した設計が特徴。野島氏も「かきまぜる機能が付いているので焦げないように見張っていなきゃいけない料理も完全にほったらかせるのが嬉しい!」とご満悦。もちろん、カレーや肉じゃがといった定番メニューも得意で、日々の食事から背徳メシまで幅広く活躍してくれます。

>> シャープ「ヘルシオ ホットクック KN-HW24G」

3. 爆熱風でバリバリに!「二郎系クリスピー塊焼きそば」

【材料(1人前)】
・中華蕎麦とみ田監修 デカ豚ラーメン アブラ増:ひとつ
・マヨネーズ:たっぷり(適量)

セブンイレブンの人気チルド商品である豚ラーメンを、水分を限界まで飛ばした超乾燥スナック麺へと魔改造するメニュー。ノンフライヤーの強力な熱風を浴びせることで、二郎系特有のワシワシ極太麺をバリバリと爆音が鳴るかた焼きそば風に変貌させます。熱風で表面の余分な脂を飛ばすことで、クルトンのような軽快なパリパリ食感を生み出せるのです。

▼具材を分けて麺に脂を事前コーティング

まずは豚ラーメンからチャーシューや野菜などの具材を一度すべて取り出します。次に、麺と底に溜まっているスープ、背脂だけを電子レンジで軽く加熱。「先に麺を温めてタレと背脂を全体にしっかり絡めておくことで、熱風で乾燥させたあとも凶暴な味に仕上がるんです」

▼クリスプモードで15分間一気に乾燥

脂をコーティングした太麺を「ニンジャクリスピー」のガラスコンテナへ投入。クリスプモードを選択し、15分間にセットしてスタート。野島氏のテクニックとして、タレを多めに入れてあえて味のムラを付けることで本物のかた焼きそば風に仕上がるとのこと。一方、タレは少なめにして一時停止してときどき麺を混ぜると、均一にパリパリなベビースター風になるそう。

▼完成!

完成した麺に噛みつくと、ザクッという凄まじい衝撃音! 凝縮されたスープの旨味が極太麺の奥まで染み込み、噛むほどに背徳感のある味わいが広がります。野島氏も「ゴリッと噛みしめる極太麺は味も濃くて背徳感ゴリゴリ! マヨネーズとともに食べればまさにジャンクの極みです」と絶賛。スナック感覚で箸が止まらない逸品背徳メシに。

<今回使用したほったらかし調理家電!>

SharkNinja
「Ninja Crispi」(公式オンラインストア価格:2万4750円)

中身が完全に丸見えのガラス容器を採用し、調理の進行度が一目でわかるシャークニンジャの最新コンパクトコンベクション。超高温の熱風を狭い庫内で高速循環させることで油を使わずに食材の水分を瞬時に飛ばし、サクサクのクリスピー状態を作り出します。今回の極太麺アレンジでも、その圧倒的な風力を見せつけてくれました。

トップ部分に集約された操作パネルは非常にスタイリッシュで直感的な操作が可能。「ボタンが多くて迷いがちな最近の調理家電と違い、4つのモードから選んで時間をセットするだけ。料理が苦手な方でもわかりやすい親切設計です」(野島)。使用後はガラス容器をサッと洗うだけで手入れも簡単。

>> SharkNinja「Ninja Crispi」

■ほったらかしで手軽に背徳メシが楽しめる、注目の調理家電をピックアップ!

今回使用した3台のほかにも、独自のテクノロジーや驚異の機構を搭載した大人の知的好奇心を刺激する調理家電が続々と登場中。日々の面倒な調理を劇的に効率化してくれるのはもちろん、その圧倒的なスペックを生かせばアイデア次第でさらなる背徳メニューを生み出せるかも!? そんなポテンシャルを秘めた3台を厳選して紹介します。

▼驚異の自動回転機構で炒め・揚げを完全制覇!

アイリスオーヤマ
「CHEF DRUM DAC-IB2-C」(公式オンラインストア価格:3万4800円)

本体が自動で傾き、内鍋が回転することで食材をムラなく攪拌する、まるでドラム式洗濯機のような斬新な機構を採用した自動調理鍋。炒め物、揚げ物、煮込みなど幅広いジャンルに対応し、ガス火のように鍋を振る動作を完全に機械が再現します。油の量も通常より格段に少なく済むため、エコかつヘルシー。もちろん、ジャンクな背徳メシにも最適です。

ドラムの回転はメニューに応じて自動制御。焦げ付きやすい炒飯や温度管理が難しい唐揚げも、これなら完全にほったらかしで調理が可能です。内鍋に蓋をして密閉状態で回転させるため、油の飛び散りや匂いの充満を防げるのもリビングで気軽に調理したい大人の強い味方に。

>> アイリスオーヤマ「シェフドラム」

▼業界最高350度の熱風が肉の旨味を閉じ込める!

東芝
「過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-D7000C」(公式オンラインストア価格:18万7000円)

最高350度の圧倒的な火力を誇る、「石窯ドーム」のすべてを備えたフラッグシップモデル。丸みを帯びたラウンド石窯ドーム構造が熱風の対流を加速させ、食材を一気に焼き上げます。肉汁をギュッと閉じ込め、表面をパリッと香ばしく仕上げる能力はまさにプロの厨房。

高精度の赤外線センサーを搭載し、食材の温度を瞬時に検知。凍った状態の塊肉や冷凍食品も加熱ムラを起こさず最適な状態へ解凍できます。この圧倒的な熱風のパワーがあれば、大量のチーズを乗せた大盛りの背徳グラタンや肉料理も短時間で最高のシズル感を以て焼き上げることが可能です。

>> 東芝「過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム ER-D7000C」

▼DCモーター搭載で超高速&超静音を両立!

COSORI
「TurboBlaze 6.0L ノンフライヤー」(公式オンラインストア価格:1万9980円)

6.0Lの大容量を誇りながら、最先端のDCモーターを搭載した次世代のノンフライヤー。従来のモーターと比較して最大46%の調理スピード向上を実現しており、短時間で一気に調理が完了。さらに、動作音を極限まで抑えた優れた静音設計により、深夜の調理でも周囲を気にせず静かに稼働させられます。禁断の夜食はコソリでこっそりと。

30~230度までの幅広い温度調節とタイマーを搭載。大容量だから塊肉を豪快に放り込めますし、油を使わずにフライドポテトなどをカリカリに仕上げられます。独自のDCモーターによる急速加熱と、オーブン調理から脱水までこなす多機能さは日々の料理の幅を大きく広げてくれるはず。

>> COSORI

>> 【特集】アツい!ウマい!間違いない!進撃の背徳メシ

<構成/手柴太一(GoodsPress Web) 文/山下皓平 写真/田中利幸>

 

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