札幌のソウルフードのひとつとして、スープカレーは欠かせない存在です。市内には老舗から新店まで、個性豊かな専門店があり、週末には行列ができる店も珍しくありません。そのため、札幌はスープカレーの激戦区としても知られています。
中でも有名なスープカレー店のひとつが『奥芝商店』。関東にもお店があるため、ご存じの方もいるのではないでしょうか? 創業者・奥芝洋介さんの原点は、幼い頃に母が作ってくれた「海老の頭でだしを取ったお吸い物」。その家庭の味が、今の濃厚なえびだしスープのルーツになっています。
本来は不可食部位で捨てられてしまう“海老の頭”をあえて買い取り、丁寧に旨みを引き出す……。創業当時から続くこの取り組みは、フードロス削減にもつながる『奥芝商店』ならではのこだわりとなっています。
店舗ごとにまったく異なる世界観を作り込んでいるのも特徴。訪れるたびにワクワクした気持ちにさせる、他にはない魅力を持っています。
今回はその中でも一際、人気の高い店舗『おくしばぁちゃん』の魅力を紹介します。
■ここだけのお楽しみ!お店までの道のりも冒険気分
地下鉄東西線西28丁目駅から徒歩約20分。住宅街の静けさに溶け込むように佇む一軒家があります。それが2014年12月にオープンした『おくしばぁちゃん』です。
▲スープカレーのお店とは想像ができない外観。大きな一枚板の看板が目印。開店直後か事前に予約を取ってからいくのがおすすめ
地図がなければ辿り着くのが難しいほど、ひっそりとした場所にあるのに、お昼どきには行列ができる人気店です。扉を開けた瞬間、まるでおばあちゃんの家に帰ってきたような懐かしさと温かさが広がり、スパイスの香りが食欲を誘います。
古民家ならではの木のぬくもりが残る店内には、料亭を思わせる1階のカウンター席と、子ども連れでも気兼ねなく過ごせる座敷や個室も2階に用意されています。
▲1階のカウンター席。一枚板のカウンターは料亭を思わせる雰囲気
▲2階のお座敷。5月初旬頃には窓の外からは梅の花を眺めることもできる
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